生命保険に加入する際に気になるのが、「他の人は保険料を平均月額いくら払っているのか」という点だと思います。
他の方が平均でどれくらい保険料を支払っているのかを把握することで、払い過ぎかどうかを見直すきっかけになります。
この記事では、最新データをもとに生命保険の平均保険料はいくらか、年代別・家族構成別にわかりやすく解説します。
これから生命保険への加入・見直しを考えている方は、ぜひ参考にしてください。
生命保険の平均保険料はいくら?
生命保険の平均保険料はいくらかを調べることにより、ご自身の保険料を見直すことができます。
ここからは、月々の生命保険の平均保険料はいくらかを解説します。
平均保険料は月額約3.1万円
公益社団法人生命保険文化センターの2021年の調査結果によると、平均的な保険料は月額3.1万円となっています。
この平均年間保険料には、死亡保険や医療保険のほか、個人年金保険や学資保険などの貯蓄系商品の保険料も含まれています。
保険料が負担に感じられる場合は、平均保険料を知ることで生命保険の見直しを検討したり、無料保険相談のサービスを利用することで、よりコストパフォーマンスの良いプランを見つけることができます。
公益社団法人生命保険文化センター/2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査
https://www.jili.or.jp/files/research/zenkokujittai/pdf/r3/i-xvii.pdf
生命保険の「平均」とはどの数値を指す?
生命保険の「平均」は、加入者が毎月または毎年支払っている保険料の平均値を指します。
「平均=最適」とは限らず、平均値はあくまで全体の傾向を知るための参考情報です。
ご自身の収入・家族構成・生活スタイルによって、必要な保障や適正な保険料は大きく異なります。
自身のニーズや状況に合わせて、具体的にどの「平均」を参考にすべきかを理解することが大切です。
世帯主の年代別での平均保険料
世帯主の年代別平均保険料は、加入時の年齢層によって大きく変わります。
世帯主の年齢層が高くなるほど保障内容や保険料も多くなります。
ここからは、年代別平均保険料を世帯主・家族構成別に分けて紹介します。
世帯主の年代別平均保険料
世帯主の年代別平均保険料は、保障内容によって大きく異なります。
ここからは、世帯主の年代に分けて平均月額保険料を紹介します。
世帯主の年齢 | 平均月額保険料 |
---|---|
29歳以下 | 約1.8万円 |
30~34歳 | 約2.2万円 |
35~39歳 | 約3.2万円 |
40~44歳 | 約2.9万円 |
45~49歳 | 約3.1万円 |
50~54歳 | 約3.6万円 |
55~59歳 | 約3.6万円 |
60~64歳 | 約3.2万円 |
65~69歳 | 約3.6万円 |
70~74歳 | 約2.8万円 |
75~79歳 | 約2.6万円 |
80~84歳 | 約2.4万円 |
85~89歳 | 約3.0万円 |
90歳以上 | 約2.1万円 |
※「公益社団法人生命保険文化センター/2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査」をもとに作成
公益社団法人生命保険文化センター/2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査
https://www.jili.or.jp/files/research/zenkokujittai/pdf/r3/i-xvii.pdf
家族構成別の平均保険料
家族構成別の平均保険料は、家庭の状況に応じた生命保険の保障内容や必要な保険料の平均です。
ここからは、家族構成に分けて平均月額保険料を紹介します。
家族構成 | 月額保険料 |
---|---|
夫婦のみで世帯主が40歳未満 | 約1.8万円 |
夫婦のみで世帯主が40歳以上59歳未満 | 約3.1万円 |
子どもあり末子の年齢で乳児 | 約2.8万円 |
子どもあり末子の年齢で保育園児・幼稚園児 | 約3.4万円 |
子どもあり末子の年齢で小・中学生 | 約3.1万円 |
子どもあり末子の年齢で高校・短大・大学生 | 約3.0万円 |
子どもあり末子の年齢で就学終了 | 約3.5万円 |
世帯主が60歳以上で有職 | 約3.2万円 |
世帯主が60歳以上で無職 | 約2.7万円 |
※「公益社団法人生命保険文化センター/2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査」をもとに作成
公益社団法人生命保険文化センター/2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査
https://www.jili.or.jp/files/research/zenkokujittai/pdf/r3/i-xvii.pdf
見比べたときの見直しのポイント
生命保険や介護保険などの保障内容を見直す際には、いくつかの重要なポイントを押さえることで、自分のニーズに最適な生命保険を選ぶことができます。
生命保険を見比べることで、無駄な保険料を削減したり、必要な保障をしっかりとカバーしたりすることができます。
以下は、生命保険を見直す際のポイントです。
保険料が高い・安いを比べるチェックリスト
保険料が高いか安いかを比べる際には、単に保険料だけを見て判断するのではなく、保障内容や契約条件と照らし合わせて、コストパフォーマンスが良いかどうかを判断することが大切です。
- 保障額は適切か?
- 保障内容は過剰ではないか?
- 保険の種類は合っているか
- 月々の保険料は家計に適しているか?
- 長期的に支払うことができるか?
これは、保険料が高い・安いを判断するためのチェックリストです。
同じ保障内容でも、生命保険会社によって保険料が異なることがあるため、他社の同等のプランと比較することで、よりコストパフォーマンスが良い生命保険を見つけることができます。
保険料が高いか安いかを判断するためには、単に金額を比較するだけでなく、自分のライフスタイルやニーズに合った保障内容が提供されているかをしっかりと見極めることが重要です。
保障内容や契約条件を見直し、無駄なオプションを減らすことによってよりコストパフォーマンスの良い生命保険を選ぶことができます。
保障内容がライフステージに合っているか
ライフステージの変化に合わせて、保険の必要性や保障額、保険種類が変わるため、適切な保障を選ぶことで、無駄な費用を抑えて必要な保障をしっかりとカバーできます。
ライフステージの変化に応じて、必要な保障内容は大きく変わるため定期的な見直しが必要です。
結婚、子どもの誕生、住宅ローン、老後など、各ステージごとに一番必要な保険を選ぶことで、無駄を省き、必要なリスクに備えることができます。
定期的に保険内容を見直し、ライフステージに合った最適な保険プランを選びましょう。
見直しのタイミングと相談先の選び方
生命保険の見直しは、ライフステージの変化に応じて行うべきです。
FPなど、専門家と適切なタイミングで相談しながら見直しを行うことで、無駄な保険料の支出を減らし、必要な保障をしっかりとカバーできます。
見直しのタイミング
- 結婚したとき
- 子どもが生まれたとき
- 子どもが成人したとき
- 退職後・定年後
- 老後資金の準備
相談先
- ファイナンシャルプランナー
- 保険相談サービス
- 口コミ
- 生命保険会社の営業担当者
まとめ:自分に合った生命保険を選ぼう
この記事では、生命保険の平均保険料はいくらか、年代別・家族構成別に解説をしました。
平均的な保険料を把握することで、現在の保険料が適正がどうかの確認をする指標にもなります。
また、ライフステージ別に保険の見直しなどが必要ですが、ご自身の判断だけで生命保険を選んでしまうと、本当に自分に合った生命保険の情報を見逃してしまうかもしれません。
生命保険は複雑な面もあり、一人の力で解決しようとするにはかなりの時間もかかる上、間違いも起こってしまうかもしれません。
専門家を頼りながら、ご自身に合った生命保険を選びましょう。