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ピロリ菌でも医療保険がおりるように!保険適用になった「慢性胃炎」

ピロリ菌でも医療保険がおりるように!保険適用になった「慢性胃炎」

ピロリ菌でも医療保険がおりるように!保険適用になった「慢性胃炎」

2017年(平成25年)2月22日、ピロリ菌に関する医療保険制度が改正されました。

ピロリ菌は免疫が未熟な子どものうちに感染するケースが多く、胃の粘膜に入り込むと胃酸を中和させて胃を傷つけます。こうなると、胃は細菌から体を守ろうと免疫反応を起こします。この状態が継続すると、胃の中で炎症が発生し、慢性胃炎や胃がんの原因になる恐れがあるため注意が必要です。

ピロリ菌が体内にいる可能性がある人やすでに治療している人の中には、「医療保険はおりるのだろうか」と気になっている人もいるでしょう。

そこで本記事では、ピロリ菌に対する治療で公的医療保険が適用されるのか見ていきます。併せて、民間医療保険での扱いについても詳しく解説しているので、ピロリ菌と医療保険についてお調べの方はぜひ続く内容をご覧ください。

高橋朋成

年金アドバイザー / EQプロファイラー / 2級ファイナンシャルプランニング技能士

この記事の監修担当者:株式会社クロックアップ 代表取締役 高橋朋成

20年以上にわたり外資系生保や損保系生保などで、販売現場での営業スタッフの採用や実践を活かした生保販売や育成手法に携わった経験を損保代理店向けに特化してアレンジし2013年に株式会社クロックアップを設立。

業務内容は損保代理店の
専属コンシェルジュとして
① 保険営業職の人材紹介、マッチングサポート
② 損保営業マン向け生保クロスセル研修
③ 代理店M&Aマッチングサポート等
を行っている。

これまでピロリ菌の除去は一部しか公的医療保険の対象になっていなかった

従来、ピロリ菌の治療で公的医療保険が適用される範囲は、以下の病気に罹患している場合のみでした。

  • 胃潰瘍
  • 十二指腸潰瘍
  • 特発性血小板減少性紫斑病
  • 早期胃がん
  • 胃MALTリンパ腫

しかし、2017年(平成25年)2月22日から対象範囲が広がることになりました。この改正によってピロリ菌に医療保険が適用されるため、患者の自己負担が減り、治療や検査を受ける人が増加することが期待されています。

また、前述の通り、ピロリ菌は胃がんの原因にもなる細菌です。医療保険がおりる範囲が拡大されたことで、ピロリ菌の治療や検査を受ける人が増えれば胃がんの罹患者も少なくなるのではないかという見通しもあります。

今後はピロリ菌感染者はほぼ全員が保険診療を受けられる

2017年(平成25年)2月22日から、先に説明した医療保険がおりる胃がんなどの病気に「ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎」が追加されました。

ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎とは、その名の通り、ピロリ菌に感染することで引き起こされる胃炎のことです。

つまりこれは、ピロリ菌に感染した人のほぼ全員に対して医療保険がおりることを意味します。罹患者の年齢や所得にもよりますが、2021年8月現在はほとんどの人が自己負担3割だけでピロリ菌の診療を受けられるようになっています。

内視鏡検査が必須

ただし、医療保険がおりる状態にするには、必ず内視鏡検査を受けなければいけません。胃カメラで胃の中に慢性胃炎の所見があると確認し、クリニックなどの医療機関から診断を受けることが、保険適用の条件となっています。

ピロリ菌の検査方法は以下の6つです。

  • 抗体測定
  • 糞便中抗原測定
  • 尿素呼気試験
  • 迅速ウレアーゼ試験
  • 鏡検法
  • 培養法

上記のうち、抗体測定、糞便中抗原測定、尿素呼気試験の3つは内視鏡を使用せずに胃の中にピロリ菌の影響を受けた箇所があるかを判断します。

したがって、医療保険がおりる状態でピロリ菌の検査・治療を受けたいと考えているなら、迅速ウレアーゼ試験、鏡検法、培養法のいずれかを受ける必要があります。

ピロリ菌治療での通院や入院は民間医療保険がおりる!

民間の医療保険に加入している場合は、ピロリ菌が要因の通院・入院をした場合に給付金を受け取れる可能性が高いです。

ただし、通院給付金や入院給付金の支払条件は契約している医療保険によって異なるため、一度生命保険会社の担当者に確認することをおすすめします。

一方、この記事を読んでいる人の中には、民間の医療保険に加入していない状態でピロリ菌に感染した人もいるでしょう。ピロリ菌の感染を機に、民間の医療保険の契約を前向きに考えている人もいるかもしれません。

それでは、ピロリ菌感染状態で民間医療保険に加入することはできるのでしょうか?結論から言うと、ピロリ菌に感染した人が必ず医療保険に加入できるというわけではないため注意が必要です。

そもそも加入できるかどうかについて

ピロリ菌に感染した場合でも、一般的な医療保険に加入できる可能性は十分にあります。

しかし、医療保険は基本的に健康状態などの告知・診査があるため、加入を希望する医療保険の条件や病状によっては難しいケースがあります。

このあたりは、生命保険会社によって対応が変わってくるため、医療保険に加入する際は一度確認した方が良いでしょう。場合によっては、契約自体を断られたり、部位不担保の制約を付けられたりする可能性があります。

ピロリ菌に感染したことをきっかけに医療保険への加入を検討している人には、下記のリンク先の記事がおすすめです。自分にあった医療保険を探すのに役立ちます。

おすすめの医療保険をランキング形式で紹介!

まとめ

胃に感染すると胃がんなどの原因にもなるピロリ菌は、2015年(平成25年)まで医療保険がおりる範囲が限定されていました。しかし、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎でも医療保険がおりるようになったため、ピロリ菌に感染したほぼすべての人が保険適用で検査・治療を受けられます。

ただし、内視鏡による検査が条件とされています。

ピロリ菌に感染したことをきっかけに医療保険に加入したいと考えている場合は、生命保険会社に一度相談してみてください。一般的な医療保険でも問題なく加入できるできるケースもあるため、まずは自分にあう医療保険を探すことから始めましょう。

以下のサイトで、おすすめの医療保険を紹介しています。どのような医療保険が自分にとって良いのか判断するのが難しい場合は、ぜひ参考にしてください。