医療保険の人気5商品を徹底比較！特徴や選び方のポイントも併せて紹介！

現在、日本人の7割以上の人が民間の医療保険に加入しているのです。

民間の医療保険には、公的医療保険制度でカバーしきれない部分を補うという役割があります。

その分商品の数や種類も豊富で、どんな保障内容や生命保険会社を選べばよいのかわからない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、多くの保険比較サイトで紹介されている人気医療保険の特徴を比較し、徹底解説します。

また自分に合った医療保険や保障内容にするために、おすすめの選び方・見直しのポイントを紹介。

医療保険の新規契約や保障内容の再検討を考えていらっしゃる方は、ぜひ本記事を参考になさってください。

医療保険の保障内容

医療保険は、突然の病気やけがで入院や治療が必要になった場合に、保険会社から給付金が支払われ、経済的な負担を減らしてくれるものです。

まずは医療保険を契約する時に決める保障内容について、簡易的に解説していきたいと思います。

入院給付金日額

入院給付金とは、病気やけがの治療のために入院が必要になったときに受け取ることができる給付金のことです。

一般的に5,000円～10,000円の間で金額を設定することができます。

入院給付金は、医療保険を契約する時にメインとなる保障(主契約)です。

医療保険の主契約としてはほかにも手術給付金がありますが、入院給付金のみの選択をする方が比較的多い傾向があります。

支払限度日数

支払限度日数とは、入院給付金を受け取ることができる上限日数のことです。

医療保険の支払限度日数は、一般的に30日単位で設定することができます。

もし契約したときに決めた支払限度日数を超えた入院をしてしまうと、超過分の入院給付金は受け取ることができません。

保障期間：終身型or定期型

保障期間とは、契約した医療保険の保障内容が効力を発揮する期間のことです。

通常は終身型と定期型の2種類を用意している生命保険会社が多く、特徴は以下の通り。

医療保険は、基本的に貯蓄型よりも掛け捨て型が主流です。

そのため、病気やけがで入院せず、医療保険を使用する機会がなかった場合、払込保険料が手元に戻ってくる可能性は比較的少ないでしょう。

特約を付帯する

医療保険の保障内容を組むときに重要になるのが、特約の付帯です。

特約というのは、保障内容をより充実させるためにつけることができる、オプションのようなもの。

代表的な特約には以下のようなものがあります。

• 先進医療特約
• 三大疾病特約
• 女性疾病特約
• がん特約
• 通院保障特約

先進医療特約

治療方法として先進医療を受けた場合、その技術料は公的医療保険の対象ではないため全額自己負担です。

しかし先進医療特約を付帯しておくと、自己負担した技術料と同額の保障を受け取ることができます。

三大疾病特約

がんや心筋梗塞、脳卒中は三大疾病と呼ばれています。

その三大疾病に手厚い保障をすることができるのが三大疾病特約です。

三大疾病のいずれかに罹患し、所定の状態になったときに、一時金を受け取ることができます。

女性疾病特約

女性疾病とは妊娠・出産による異常分娩や早産・流産、帝王切開などや子宮筋腫、乳がん、卵巣がん、子宮頸がんなどがあげられます。

その女性特有の病気で入院・手術をしたときに、保障を受け取ることができる特約です。

保障内容としては、入院給付金に上乗せして支給されるというものが比較的的多いです。

がん特約

日本人がなくなる原因の疾病1位である、がんへの保障を手厚くさせることができるのががん特約です。

がんで入院・手術をしたとき、主契約の入院給付金に上乗せして受け取ける場合もあれば、がんと診断されたときに、所定の一時金を受け取ることができる一時金タイプの特約もあります。

通院保障特約

通院保障特約は、入院後に通院した場合、通院日数に応じて通院給付金を受け取ることができるという特約です。

通院による治療が普及している現代のニーズに応えた特約とも言えます。

しかし、入院を伴わない通院は保障されない場合がほとんどのため、特約を付帯したいときは注意が必要です。

おすすめの選び方は？

ここからは、医療保険のおすすめの保障内容をご紹介していきます。

ただ本来医療保険の保障内容は、一人一人の状況にあわせてカスタマイズしていくことが重要です。

以下の選択は、あくまで指標程度に考えていただけたらと思います。

入院日額は10,000円

入院給付金の使い道は、差額ベッド代や家族の交通費など、公的医療保険制度の適用外になる費用分に充てることが多いでしょう。

公的医療保険制度の対象外となる出費の代表例である差額ベッド代の平均価格は、以下のようになっています。

これに加え、交通費や日用品の費用を考えると10,000円にしておくことで、不足のない備えができるでしょう。

入院日数の短期化の傾向を踏まえて30日

近年医療の進歩により通院治療が増えていたり、入院が短期化している傾向があるのです。

また、平均入院日数が29.3日というデータもあるため、30日に設定しても比較的心配はないでしょう。

ただ、「1入院あたり60日、通算入院日数が1,095日」と設定しており、1入院あたりの日数を変更できない医療保険もあります。

終身型の医療保険で保障期間を一生涯に

終身型の医療保険に加入し、保障期間を一生涯にすることがおすすめ。

終身型の医療保険の方が最終的な払込保険料は安くなりますし、若いうちに契約すれば、比較的安い保険料で充実した保障を受け取ることができます。

しかし、医療保険は男性女性関係なくタイミングに応じて見直すことが必要です。

定期型の医療保険は、更新時期があるため比較的見直しがしやすいという特徴があります。

そのため子供が自立するまでの間だけ加入したいなど、計画をもって定期型に加入する方もいます。

先進医療特約は比較的付帯したほうがいい

特約に関しては、自分の性別や血筋、生活習慣によって三大疾病や女性疾病に備えたいなどの要望があると思います。

そのため、自分の不安を解消できる特約を付帯するのがおすすめ。

ただ、先進医療特約だけは多くの方に付帯していただきたい特約です。

もし先進医療を治療に使用した場合、その治療費は全額自己負担になります。

200万円～300万円の治療費を、自己負担しなくてはいけない可能性があるのです。

しかし、先進医療特約は～数百円で医療保険に付帯できます。

しかも保障額は「上限2,000万円」や「技術料同額」など。
もしものために先進医療特約を付帯しておくことがおすすめです。

保険を比較して見直しをするときのポイント

前述しましたが、ご自身の年齢やライフステージが変わるタイミングで、医療保険の保障内容を見直していくことが必要です。

見直しすると保障内容を変えるだけでなく、現在加入している保険を解約し新規契約をした方が良い場合もあります。

そのため、医療保険を見直す際のポイントを確認しておきましょう。

以下の2点に注意して、医療保険を見直すことをおすすめします。

• 自分の年齢・ライフステージに合っているか
• 保障内容に過少・過多はないか

それぞれ解説していきます。

自分の年齢・ライフステージに合っているか

年齢に応じて、ライフステージに変化が出てきます。

結婚、出産、マイホームの購入や退職など、自分以外の家族のことを考えた家計管理をしなくてはいけません。

自分や家族が入院しなくてはならなくなった場合、医療費だけでなく、その間の収入が入らない可能性も考慮しましょう。

そのため、家族の健康状態や貯蓄額に応じて医療保険の保障内容を組み替えていく必要があります。

保障内容に過少・過多はないか

生命保険会社は社会の情勢や医療の進歩に対応した、医療保険商品を販売しています。

そのため、過去に加入した医療保険の保障内容では充実しすぎている、もしくは不十分すぎる場合があります。

例えば、若い時に契約した医療保険の支払い限度日数を90日と設定していた場合、入院日数の短期化が進む現代において、十分すぎる保障といえるでしょう。

保障を充実させることで医療保険料も高くなりますので、削れる部分は削り、自分に合った医療保険にすることが必要です。

5つの人気医療保険の特徴を比較！

ここからは、人気の医療保険商品の特徴を比較していきます。

比較対象となる医療保険は次の通りです。

• メディケア生命：新メディフィットA
• オリックス生命保険：キュア・ネクスト
• アクサダイレクト生命：アクサダイレクトの終身医療
• チューリッヒ生命：終身医療保険プレミアムZ
• ライフネット生命：終身医療保険　じぶんへの保険3

まずは、各医療保険について基本となる保障内容について比較しています。

それでは、以下より各生命保険会社の人気医療保険の保障内容の詳細について説明していきます。

以下では、20代～50代で各医療保険の基本的なプランに加入した場合の保険料を、シミュレーション機能を使って見積もりを算出しています。

また算出される保険料金は、月払いの金額です。

なお、生命保険会社によって給付金や支払い限度日数の下限が異なります。

今回は条件をそろえるために「入院給付金5,000円」「支払い限度日数60日」でシミュレーションし、保険料例を紹介していきます。

メディケア生命：新メディフィットA

メディケア生命の「新メディフィットA」は、1,000円単位で入院給付金を設定できたり、手術給付金を2パターンから選べるなど、保障内容を細かく設定できます。

がんなどの生活習慣病やケガに関するサポートも充実しているという特徴も。
また、特則が適用されている場合、特定三疾病または八大生活習慣病による入院を支払日数無制限で保障してくれます。
そして入院時の一時金、退院後の通院保障、特定三疾病となった場合の一時金や保険料払込免除の保障、薬剤治療の保障等も選ぶことができるのです。

このように特約などのオプションも充実しているため、他の商品と比較してより自分に合ったプランにすることが可能な医療保険です。

付帯できる特約

保険料例

入院給付金日額：5,000円

支払限度日数：60日

手術給付金：なし

保障期間：終身型

メディケア生命：新メディフィットA

オリックス生命保険：キュア・ネクスト

オリックス生命の終身医療保険「キュア・ネクスト」は、基本の保障プランから充実度が高いことがおすすめのポイントです。

先進医療給付金・一時金が、基本の保障としてあらかじめ付加されています。

そして、七大生活習慣病への保障が特に手厚いのが大きな特徴。

約款所定の七大生活習慣病で入院した場合、1入院の支払限度日数が2倍（プラス60日）に拡大、また入院の有無にかかわらず約1,000種類の手術を保障してくれます。

さらに三大疾病(がん、心疾患、脳血管疾患)で入院した場合は、支払日数を無制限で保障。

終身型の医療保険なので、この保障内容で保険料は一生涯変わりません。

付帯できる特約

保険料例

入院給付金日額：5,000円

支払限度日数：60日

手術給付金：あり

保障期間：終身型

オリックス生命保険：キュア・ネクスト

アクサダイレクト生命：終身医療/定期医療

アクサダイレクト生命の「終身医療/定期医療」は、インターネット専業生保※のため、ほかの医療保険と比較し低価格。

保障内容は、特約を付帯することによって充実させていきます。

入院給付金は、5,000円～10,000円の間で、1,000円単位で設定することが可能。

終身医療保険は特に特約が充実しており、3年間給付金を受け取る機会がなかった場合、健康祝金が受け取れる特約もあるのです。

健康状態等についてもネットで質問に答えるだけで、医師の診査不要。
比較的利便性の高い医療保険です。

※保険料の見積もりや申込み手続きなどがインターネット上で完結できる保険のこと

付帯できる特約

保険料例

入院給付金日額：5,000円

支払限度日数：60日

手術給付金：なし

保障期間：終身型/定期型(更新期間10年)

アクサダイレクト生命：終身医療/定期医療

チューリッヒ生命：終身医療保険プレミアムZ

チューリッヒ生命の「終身医療保険プレミアムZ」は、主契約・特約ともに充実した保障内容にすることができる医療保険です。

特定疾病から女性疾病まで、幅広い特約が取り揃えられています。

また、給付金額の設定も細かくできるため、自分ならではの保障プランにカスタマイズ可能。

「継続10日以上の入院」がなければ、定期的に給付金が受け取ることができます。

付帯できる特約

保険料例

入院給付金日額：5,000円

支払限度日数：60日

手術給付金：あり

保障期間：終身型

チューリッヒ生命：終身医療保険プレミアムZ

ライフネット生命：終身医療保険　じぶんへの保険3

ライフネット生命の「終身医療保険　じぶんへの保険3」は、入院給付金や手術給付金が基本プランから付加されています。

また、先進医療給付金では技術料と同額の保険金を受け取ることが可能。

短期入院や日帰り入院に備えることができる保障プランもあり、入院が5日以内の場合は、一律5日分の入院給付金を受け取ることができるのです。

付帯できる特約

ライフネット生命の「終身医療保険　じぶんへの保険3」は、特約を付帯するのではなく、2つのコースから保障を選びます。

2つのコースは以下のとおりです。

• がん等の3大生活習慣病に備える「おすすめコース」
• 入院・手術に備えるシンプルな「エコノミーコース」

「30歳女性」「入院給付金日額 5,000円」「女性入院給付金を上乗せする」の条件の場合の、それぞれのコースのシュミレーションは以下のとおりです。

※おすすめコースを選択した場合、がん保険の「がん先進医療給付金」は付加できません

保険料例

入院給付金日額：5,000円

支払限度日数：60日

手術給付金：あり

保障期間：終身型

ライフネット生命：終身医療保険　じぶんへの保険3

まとめ

この記事では、実際に人気のある医療保険商品を比較し、保障内容の特徴や見直しのポイントも紹介しました。

ただし、医療保険は経済状況やライフプランに合わせた選定が大切であり、人気があっても自分にとって最適とは限りません。

自身に最適な医療保険を選ぶためには、専門家の意見も聞いてみましょう。

当サイトが紹介している保険のぷろでは、お金のプロであるファイナンシャルプランナーのアドバイスを受けつつ、35社以上の保険会社から医療保険を一括比較できます。

以下のフォームから簡単に申し込めるので、気軽に問い合わせてみましょう。

無料相談
お申込フォームへ