「すぐに入れる医療保険はないだろうか」と考えている方も多いでしょう。
できるだけ早く医療保障を備えることができれば、万が一ケガや病気になっても安心して治療することができます。
しかしすぐに加入するためにはいくつか条件があるため、事前に確認しておくことが大切です。
この記事では、すぐに医療保険に入れる条件や即日加入の注意点などを解説します。
「医療保障をすぐに備えたい」と考えている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
すぐに医療保険へ入れる条件
すぐに入れる医療保険を探している場合、以下のポイントを押さえておくことが大切です。
- 免責期間のない医療保険を探す
- 申込み・告知・支払い手続きをその日に済ませる
- 告知内容に問題がない
- 入院・手術の予定がない
- ネット申し込みを活用
- 口座振替をしていない
上記7つのポイントをそれぞれ解説します。
免責期間のない医療保険を探す
すぐに入れる医療保険を探している場合、免責期間の有無をチェックしておきましょう。
免責期間とは保険に加入後であっても保障を受けられない期間のことで、がん保険などに設定されていることが多いです。
がんは罹患していても自覚していないケースが少なくありません。
しかし無自覚とはいえがんに罹患している人が保険に加入し、すぐに保険金を受け取ってしまうと、加入者間で不公平になってしまいます。
保険加入者の公平性を保つため、加入から一定期間を保障されない免責期間として設定しているのです。
免責期間がある医療保険・がん保険は、加入後一定期間は保障が開始しません。
すぐに保障される医療保険に加入したい場合は、免責期間がない医療保険を探しましょう。
申込み・告知・支払い手続きをその日に済ませる
医療保険の保障は、以下の3つがすべて揃ったタイミングでスタートします。
- 申込み
- 健康状態の告知
- 1回目の保険料払込
すぐにでも医療保障を開始させたい場合は、上記の3つをその日に済ませることで保障が開始になります。
ただし、免責期間がある医療保険・がん保険は上記3つが揃っても保障が始まりません。
「90日間」「3ヶ月間」などの免責期間を終えるまでは保障が開始しないため注意が必要です。
告知内容に問題がない
医療保険の申込時には、自身の健康状態を告知しなければなりません。
健康状態に問題がなければ告知審査がすぐに終わり、そのまま医療保険に加入することができます。
しかし持病や既往症などで告知内容に引っ掛かると、保障内容に条件が設けられる場合があり、告知審査にも時間がかかってしまいます。
すぐに入ることが難しくなってしまう点に注意が必要です。
ただし、すぐに入りたいからと嘘の内容を告知すると「告知義務違反」となります。
保障を受けられなかったり、契約を解除されたりするリスクがあるため、必ず正確な内容を告知しましょう。
入院・手術の予定がない
医療保険にすぐに入るための条件として「入院や手術の予定がない」という点も挙げられます。
反対にこれから入院・手術の予定がある場合は、医療保険にすぐ加入することが難しくなります。
医療保険の告知審査では、入院や手術の予定についての質問項目が設けられているケースがほとんどです。
入院の予定であれば条件付きなどで加入できる可能性がありますが、手術の場合は加入自体が難しくなる可能性もあります。
医療保険にすぐに入るためにも、健康なうちから加入を検討しておくことが大切です。
ネット申込みを活用
医療保険にすぐに入りたい場合は保険販売員に対面で申し込むのではなく、ネット申込みを活用しましょう。
契約までの時間を短縮できるため、すぐに医療保険に入ることができます。
対面で申し込む場合、販売員とやりとりをしながら商品の説明を受け、その上で申込み手続きを進めなければいけません。
保険販売員との予定を合わせる必要があり、契約までに時間がかかってしまいます。
ネット申込みであれば自分の空き時間を活用して、申込み手続きを進めることができます。
すぐに医療保障を受けたい方は、ネット申込みの活用がおすすめです。
口座振替をしていない
すぐに医療保険に加入したい場合は、保険料の支払い方法にも注意が必要です。
口座振替を利用していると保障開始までに時間がかかってしまいます。
すでにご紹介した通り、医療保険の保障は「申込み」「告知」「1回目の保険料払込」の3つが揃ったタイミングでスタートします。
しかし、保険料の支払い方法を口座振替に設定していると時間がかかってしまい、すぐには保障が始まりません。
クレジットカードを利用すれば、その場で保険料の払込が完了します。
すぐに医療保障をスタートさせたい場合は、クレジットカードで保険料を支払いましょう。
持病のある方でも入れる医療保険でもすぐの加入は難しい
持病・既往症がある方でも入りやすい医療保険として「引受基準型」の保険があります。
通常の医療保険に比べて告知項目が少なく、加入時点でケガや病気を抱えていても加入しやすいタイプの保険です。
しかし引受基準型の医療保険であっても、手術や入院を予定している場合にはすぐの加入は難しくなります。
商品によって異なるものの、告知項目に「今後3ヶ月以内に手術・入院を予定している」という質問が含まれていることがあり、該当する場合は審査に通過できないためです。
また、告知審査がない「無選択型保険」は持病や既往歴、今後の手術・入院予定があっても入れる保険です。
しかし、無選択型保険には90日間または3ヶ月間の待機期間が設けられており、すぐに医療保障が受けられるわけではありません。
このように持病があっても入れる医療保険の場合でも、手術や入院の予定がある場合にはすぐに保障を受けることは難しくなっています。
医療保険に加入していなくても、医療費を抑えられる
ここまで解説してきた通り、手術や入院の予定などがある場合はすぐに医療保険に入ることが難しくなっています。
しかし日本には公的医療保険制度があるため、医療費の自己負担額は抑えることが可能です。
公的医療保険制度ではケガや病気の治療にかかる医療費が給付されるため、医療機関の窓口で支払う自己負担額は医療費全体の1〜3割で済みます。
さらに自己負担額が一定額を超える場合には、超えた部分が還付される「高額療養費制度」もあります。
このように、すぐに民間の医療保険に入れない場合でも医療費の負担が過度に大きくなることはありません。
まずは公的医療保険制度を活用し、不足する部分をカバーできる民間の商品をゆっくり探しましょう。
即日加入時の注意点
医療保険に即日加入する際、以下の2つの点に注意が必要です。
- 保障内容の確認を怠らない
- 告知内容は重点的に間違いがないか確認
すぐに入れる医療保険をお探しの方は、上記2点をよく確認しておきましょう。
保障内容の確認を怠らない
すぐに入れる医療保険を探す場合、保障内容の確認は怠らないようにしましょう。
急いで加入した結果、「自分に必要な医療保障が備えられていない」ということになっては本末転倒です。
民間の医療保険は、公的医療保険で保障されない部分をカバーすることが基本的な役割です。
自分にとって必要な保障がきちんと備えられているか確かめておきましょう。
また、過度な保障内容になっていると、保険料が高額になって家計に負担をかけてしまう恐れがあります。
保障内容と保険料のバランスを確認しておくことが大切です。
告知内容は重点的に間違いがないか確認
加入を急ぎ過ぎると、契約時の告知内容を間違えてしまうリスクがあります。
すぐに加入したい場合であっても、告知内容は慎重にチェックしておきましょう。
告知内容に誤りや申告漏れがあると告知義務違反となってしまい、保険金が支払われなかったり、契約を解除されたりする可能性があります。
故意ではない場合でも告知義務違反になってしまうため、契約時には注意深く確認しましょう。
すぐに入れる医療保険は保険のプロに相談
すぐに入れる医療保険をお探しの方は、保険相談窓口を利用しましょう。
保険のぷろでは、保険のプロであるファイナンシャルプランナーが様々な保険に関するご相談に無料で対応しています。
医療保険は商品数が非常に多く、どれが自分に合っているか判断するのは非常に難しいです。
また、保障内容が自分に適しているか判断するのも容易ではありません。
保険のぷろであれば、保険のプロがあなたに最適な医療保障を提案してくれます。
今後のライフプランも踏まえ、無理なく保険料を支払いつつ十分な保障を受けられる保険プランが設計できます。
相談は無料で対応、提案された保険商品に必ずしも加入する必要もないため、気軽に相談可能です。
医療保険についてお悩みの方は、一度保険のぷろを利用してみてはいかがでしょうか。
記事のまとめ
医療保険にすぐに入るためには、いくつかの条件を満たす必要があります。
急いで医療保険に加入しようとすると、保障内容が適していなかったり、告知義務違反になってしまったりする可能性があるため、落ち着いて申込み手続きを進めましょう。
また、医療保険について悩みがある方は、無料で保険に関するアドバイスが受けられる保険のぷろの利用がおすすめです。
保険のプロに相談し、自分にとって最適な保険プランを設計しましょう。