たまに目にする「がん保険 自由診療タイプ」。これって一体どういう保険なのでしょうか?そもそも自由診療というものを正確に把握している人が少ないかもしれませんね。
そこで、こちらではがん保険の自由診療タイプについて、以下の4つのポイントに絞って解説します。
- 自由診療タイプで保障される内容
- 自由診療とはなにか
- がん保険の自由診療タイプの必要性
- がん保険でおすすめの自由診療タイプはどれか?
がん保険の自由診療についてお調べの方は、ぜひ続く内容をご覧ください。
がん保険でよく聞く自由診療タイプって何?
がん保険の自由診療タイプとは、国民健康保険が適用されない最新のがん治療を受ける場合に備えたがん保険のことです。
通常、病院などの医療機関で何らかの治療を受けると健康保険が適用されるため、療養費用を全額自己負担することはありません。自己負担する治療費用の割合は、被保険者の年齢や所得によって変わってくる仕組みです。
しかし、国民健康保険が適用される治療は限定されていて、自由診療は適用外になります。
がんの状態や医療機関の治療方針によっては、自由診療を受けることを推奨される可能性があるでしょう。この場合、高額な治療費用を全て自己負担することになる恐れがあります。
こうした将来の金銭的な負担に備えられるのが、自由診療タイプのがん保険です。2021年8月現在では、SBI損保のがん保険自由診療タイプや自由診療保険、メディコムが自由診療タイプのがん保険に分類されます。
そもそも自由診療とは|保険診療・先進医療との違い
日本の医療機関で行われる診療には、次の3つの種類があります。
- 保険診療
- 自由診療
- 先進医療
このうち、自由診療とは、前に少し触れた通り、公的な健康保険が適用されない診療のことを指します。療養費用は全額自己負担することになりますが、最新のがん治療を受けられるのがメリットです。日本ではまだ承認されていない先進的な治療を受けられるのが、自由診療ならではの特徴です。
公的健康保険が適用されないといえば、先進医療が思い浮かぶ方も居るのではないでしょうか?先進医療とは、先端医療として認められている治療方法のうち、厚生労働省の承認を受けたもののことを指します。健康保険は適用されないため、治療費は全額自己負担です。自由診療は厚生労働省が承認していない治療方法であるのに対して、先進医療は日本が認めている治療方法であることが大きな違いです。
ここで、以下に3つの診療の違いをまとめておきます。
診療名 | 保険診療 | 先進医療 | 自由診療 |
---|---|---|---|
治療費 | 3割負担など | 全額負担 | 全額負担 |
治療に厚労省の 承認があるか |
承認あり | 承認あり | 承認なし |
さて、自由診療の医療費は高額になりがちなのですが、全額自己負担というのは厳しいところですよね。ここで鍵となるのががん保険・自由診療タイプの実額保障です。
実額補償が鍵
実額補償とは、がん治療で実際にかかった療養費用をすべて保険会社が負担してくれることを意味します。自由診療であっても自己負担なしで、保険会社が療養費用の10割を負担してくれるので安心です。
「入院1日あたり〇〇円」「手術1回あたり〇〇円」といった、保険金が日額や回数で決まっているがん保険は多いですが、これでは自己負担が高額になりやすい自由診療を受けるのは不安でしょう。
がん治療における自由診療の必要性を感じるのであれば、実額補償がついた保険商品を選ぶことをおすすめします。
給付金では不十分?
がん保険についてよく調べている人の中には、「がん保険の給付金で自由診療の費用を賄えるのではないか」と感じる人もいるかもしれません。しかし、結論から言えば、自由診療は給付金まかなうよりも実額補償で対応した方が良いです。なぜなら、がん保険の給付金では、自由診療を受けるための治療費が賄えない可能性が高いからです。
自由診療による治療費は高額になることが多いため、がん保険の給付金を多めに設定していても不足する恐れがあります。「それならもっと給付金の額を高くして準備しておけばいいのではないか」と考える人もいるでしょう。もちろん、それも1つの方法ではありますが、その分、契約するがん保険の保険料は高くなってしまいます。
以上の内容から、がん治療の自由診療に備えるなら自由診療タイプのがん保険を選ぶのがベストな選択だと言えます。
自由診療に対する備えは必要?必要性を考えてみよう
結論から述べると、現在の貯蓄に余裕があり、がんに関するリスクは限りなく排除したいという方にとっては必要性が高いです。その理由は続く内容で解説しているのでぜひご覧ください。
自由診療が用いられるガン治療のケース
がん治療では、どのような自由診療が行われているのでしょうか。自由診療にはさまざまな種類がありますが、以下はその一例です。
- (海外では有効だが、国内では)未承認の抗がん剤治療
- 免疫チェックポイント阻害薬
- 最適な治療薬を選択するためにがん遺伝子を検査する「がんゲノム医療」
- 内視鏡手術支援ロボット「ダヴィンチ」を用いた手術 など
※いずれも執筆時点(2021年8月現在)で自由診療に分類される治療方法です。
医療は日々進歩するため、すでに承認され自由診療ではなくなっている治療方法もあるかもしれないので注意してください。
上記のように、がん治療の成功率を高めるための治療法が自由診療に含まれていることはめずらしくありません。しかし、いずれの治療方法も療養費用が高額であることが多くなっています。
しかし、高額な治療費が原因で、本来がん治療に必要な自由診療を受けられないような事態はできるだけ避けたいですよね。だからこそ、実額補償がある自由診療タイプのがん保険に加入しておく必要性があります。
自由診療タイプのがん保険なら、治療費が高額でも保険会社が負担してくれるため、治療の成功率が高い自由診療を選ぶことが可能になります。したがって、少しでもがんに罹ったときのリスクを低減させたいなら、自由診療にも備えられるがん保険を選んだほうが安心です。
ただし、一般的ながん保険と比べると、自由診療タイプの保険料は高めに設定されています。なので、貯蓄に余裕がない場合は保険料が家計を圧迫しかねません。
つまり、ここまでの内容を踏まえると、現在の貯蓄に余裕があり、がんに関するリスクは限りなく排除したいという方にとっては、がん保険・自由診療タイプの必要性が高いです。
それでは自由診療タイプを選ぶならどのがん保険を選べばよいでしょうか?最後に、おすすめのがん保険・自由診療タイプを紹介します。
がん保険自由診療タイプでおすすめなのは?
自由診療タイプのがん保険の加入を前向きに検討しているなら、SBI損保のがん保険自由診療タイプがおすすめです。
手厚い保障でありながら、インターネットを利用したコスト削減によって手ごろな保険料に設定されています。
SBI損保のがん保険自由診療タイプ
SBI損保のがん保険自由診療タイプは、2021年オリコン顧客満足度ランキングの「定期型がん保険商品」で総合第1位を獲得した商品です。
保険契約はインターネットを主としているため、保険料が比較的安く設定されています。例えば、保険期間5年でがん診断保険金なしのがん保険の場合、各年代の保険料は下表の通りです。
【男性】
年齢 | 保険料 |
30歳 | 月々923円 |
35歳 | 月々1,014円 |
40歳 | 月々1,287円 |
45歳 | 月々1,737円 |
【女性】
年齢 | 保険料 |
30歳 | 月々1,089円 |
35歳 | 月々1,393円 |
40歳 | 月々1,931円 |
45歳 | 月々2,434円 |
※いずれも2021年8月時点
男女ともに、30歳前後であれば毎月1,000円程度、40代に入ると毎月2,000円ほどでがん治療に対する保障が得られることが分かります。
また、SBI損保のがん保険自由診療タイプは、先進医療・自由診療ともに実額補償です。医療機関への通院日数や入院日数を考えることなく、がん治療に専念できるのは大きなポイントと言えるでしょう。
その他、がんの治療費が高額で医療機関の窓口で一度自己負担するのが難しい場合は、SBI損保が医療機関に対して直接支払いをしてくれるサポートもあります。
がんの検査や治療の相談などに対応するSBI損保メディカルセンターを利用できるのも、SBI損保のがん保険自由診療タイプならではの特徴と言えるでしょう。
自由診療タイプのがん保険を探しているなら、ぜひ一度SBI損保のがん保険自由診療タイプの保険料見積もり・資料請求をしてみてください。
まとめ
厚生労働省に承認されていない最新の治療である自由診療は、公的な健康保険が適用されないため、自己負担の療養費用が高額になりやすいです。こうした金銭的な負担に備えられるのが、自由診療タイプのがん保険です。
自由診療タイプのがん保険の中には、療養費用をすべて保険会社に負担してもらえる実額保証が可能な商品も存在します。通常のがん保険の給付金を高めに設定するよりも結果的に家計の負担が少なくなる可能性が高いので、この機会に検討してみましょう。
実額補償型のがん保険を探しているなら、手ごろな保険料で加入できるSBI損保のがん保険自由診療タイプがおすすめです。公式ホームページで性別、生年月日、払込方法を入力すれば簡単に保険料の見積もりができるのでぜひ試してみてください。