生命保険(死亡保険)
0歳の赤ちゃんから必要な保険は何?学資・医療・生命保険のそれぞれを解説

0歳の赤ちゃんから必要な保険は何?学資・医療・生命保険のそれぞれを解説

0歳の赤ちゃんから必要な保険は何?学資・医療・生命保険のそれぞれを解説

「今度生まれてくる赤ちゃんにも生命保険ってかけるべきなのかな?」「0歳から入れておくべき保険ってなんだろう?」こういった悩みをお持ちではありませんか?

確かに小さいうちに終身タイプの生命保険に加入すれば、途中から生命保険を契約するよりも保険料が安くすむなどのメリットがあります。しかし、0歳から生命保険に加入させても保険料が無駄になるのではないか、といった疑問も同時にわいてきますよね。

そこで本記事では、0歳の赤ちゃんに生命保険を用意すべきか詳しく見ていきます。生命保険以外に、0歳の段階で必要性が高いとされる保険商品もあわせて確認しましょう。

高橋朋成

年金アドバイザー / EQプロファイラー / 2級ファイナンシャルプランニング技能士

この記事の監修担当者:株式会社クロックアップ 代表取締役 高橋朋成

20年以上にわたり外資系生保や損保系生保などで、販売現場での営業スタッフの採用や実践を活かした生保販売や育成手法に携わった経験を損保代理店向けに特化してアレンジし2013年に株式会社クロックアップを設立。

業務内容は損保代理店の
専属コンシェルジュとして
① 保険営業職の人材紹介、マッチングサポート
② 損保営業マン向け生保クロスセル研修
③ 代理店M&Aマッチングサポート等
を行っている。

0歳から入れる赤ちゃん向け保険の候補を優先順位付け

0歳の子供でも加入できる生命保険(死亡保険)は存在しますが、他の保険商品も含めて考えると優先順位は低めになるでしょう。あくまでも目安ですが、0歳の子どもにとって必要性が高い保険商品の優先順位を紹介します。

  1. 学資保険
  2. 医療保険
  3. 生命保険(死亡保険)

それぞれの保険商品が持つ特徴や保障内容を簡単に説明するので、0歳の子どもの保険選びの参考にしてください。

1.学資保険

学資保険とは、子供の教育や生活などに必要になる資金を用意できる保険商品です。コツコツ保険料を払い込むとそのお金が積立てられ、満期にはまとまったお金を受け取れます。

自分で家計を考えて将来の貯蓄をするのが苦手な方、自動的に貯金できた方が便利と考えている方などに人気があります。

また学資保険は、保険期間中に契約者に万が一の事態が発生した場合、以降の保険料の払い込みが免除されるのが特徴です。

学資保険の詳しい内容については後述するため、0歳からの加入を前向きに検討している方はぜひチェックしてみてください。

2.医療保険

医療保険とはその名の通り、被保険者が病気やケガで医療機関で治療を受けたり、入院や手術をしたりした場合に保険金を受け取れる保険商品です。保障内容によっては、特定の病気であると診断を受けた場合にまとまった金額の一時金が赤ちゃんに対して支払われます。

0歳の赤ちゃんをはじめとする子どもには、自治体によって医療費が助成される制度が用意されています。しかし、0歳の子どもが自治体のサポートだけでは金銭的な負担が軽減されないような、大きなケガや治療が長引く病気になる可能性も否定できません。

こうした場合に医療保険に加入しておけば、入院保障や手術保障などが適用されるため安心して治療に専念できます。

3.生命保険(死亡保険)

生命保険とは、0歳の子どもが死亡した場合に保険会社から保険金が支払われる保険商品です。一般的には、扶養家族を持つ人やある程度の年齢になった人が生命保険に加入して保障を得る場合が多くなっています。

0歳から生命保険に加入する必要性については、後ほど詳しく解説します。

加入の優先順位が高い学資保険!

学資保険は、子どもの教育などに必要なお金を0歳から長期的に積み立て貯金できるもので、優先順位の高い保険です。保険料が無駄になることが少ないので、非常に高い人気を誇っています。

保険金は0歳の子どもが一定の年齢に到達したタイミングなどで、受け取れる学資保険が多くなっています。例えば、高校を卒業して専門学校・大学の進学費用が必要になる18歳、大学を出て社会人になるための準備にお金がかかる22歳などに設定できる学資保険があります。

学資保険の加入手続きは、子供が小学校に入学する6歳までとされているのが一般的です。しかし、0歳から加入すれば0歳以降で学資保険の契約をするよりも、保険料を安く抑えられます。

また0歳から加入することで払い込んだ保険料に対する保険金額が多くなり、返戻率が高くなる可能性もあるため、赤ちゃんのうちに学資保険を契約するメリットは大きいと言えるでしょう。

先天的な病気の疑いがあるなら医療保険も視野に入るが…

0歳から医療保険に加入しておけば、医療保障が受けられます。しかし、0歳の子どもには自治体の医療費助成(後に詳しく解説)を使うことも可能です。そのため、大きな病気やケガをしなければ自治体の保障によって、家計の金銭的な負担はかなり軽減されるでしょう。

とはいえ、0歳の子どもに先天的な病気の疑いがある場合などは、自治体の医療費助成だけでは保障が足りないと感じる恐れがあります。この場合は、0歳から医療保険に加入することで、入院や手術などにかかる医療費の保障を受けた方が安心できるかもしれません。

ただし医療保険の加入には、審査があります。したがって先天的な病気の疑いがある場合、それが原因で医療保険への加入すらできない可能性があります。保険会社によって条件付きで対応するところもありますが、0歳だからといってどんな医療保険でも必ず加入できるわけではありません。

家庭の考え方次第ではありますが、0歳から医療保険に加入する必要性は一般的には低いと言えるでしょう。

自治体ごとに子どもの医療費助成がある

日本では、0歳の赤ちゃんから自治体による医療助成を受けられる仕組みになっています(こども医療費助成制度)。子どもがケガや病気で医療機関などを受診する際、健康保険証を持参するだけで保護者は自己負担する医療費が少なく済みます。

助成の対象は保険診療だけですが、何かと体調不良やケガが多い子どもを持つ保護者にとってはうれしい制度の1つと言えるでしょう。

なおこども医療費助成制度の内容は、自治体によって異なります。対象年齢や保障内容に差があるので、この機会に一度お住いの自治体のサポ―トを確認することをおすすめします。

参考:東京都北区の子ども医療費助成

東京都北区では、0歳から15歳の子どもに対して医療費の助成を行っています。6歳までの子どもは乳幼児医療証、15歳までの子どもには子ども医療証が発行されます。

東京都北区の場合、所得制限は設定されておらず、東京都内の病院であれば医療証の提示だけでスムーズに医療費助成を受けられます。東京都外でも医療費助成は適用されますが、別途手続きが必要なるため注意が必要です。

東京都北区の公式ホームページ

参考:大阪府大阪市のこども医療費助成

大阪府大阪市では健康保険に加入している0歳から18歳の子どもに対して、医療費が助成されます。

ただし、2日を限度に医療機関ごとに1日500円の自己負担をする必要があります。同月内の自己負担額が2,500円を超えた場合は、申請手続きをすれば超過分が払い戻される仕組みです。

子どもが小学生のうちは所得制限がありませんが、子どもが中学1年生になると保護者の所得によって医療費の助成が受けられないケースが出てきます。

大阪府大阪市の公式ホームページ

生命保険(死亡保険)に関しては考え方次第

0歳から加入できる保険商品の特徴を解説してきましたが、生命保険の必要性については各家庭の考え方次第と言えるでしょう。なかには、0歳の子どもに生命保険をプレゼントのようなかたちで準備する人もいます。

0歳から生命保険の保障を利用することはなくても、貯蓄性がある保険商品なら将来何かあったときのお守りになるでしょう。保険料を短期払いですべて払い込んだ状態で、子どもが成人したとき際に契約者変更するのも1つの方法です。

このように、0歳からの生命保険については様々な考えた方がありますが、当サイトでは強くおすすめすることはしません。優先順位は低いものなので、学資保険などをしっかり備えたうえで、更に貯蓄に余裕のあるという方は0歳からの生命保険を検討してみてください。

0歳からの保険まとめ

0歳から生命保険に加入する必要性は、それほど高くないと言えます。0歳のうちは死亡保障が得られる生命保険よりも、子どもの教育費などを準備できる学資保険に加入する方が一般的でしょう。

一方で、子どもが0歳のうちに生命保険を契約することで保険料を抑えたり、将来のお守り代わりにできたりなどのメリットもあります。

一般的には0歳から生命保険に加入する必要性は低いと言えますが、各家庭で必要性を考えることが大切です。