医療保険とは、医療機関でケガや病気を治療するために手術を受けたり、入院したりなどした場合に保険金が支払われる保険です。
さまざまな保険会社から販売されているため、いざ加入しようとしても「どの医療保険を選べばいいか分からない」と悩んでしまう方もめずらしくありません。
医療保険選びに困ってしまった場合に便利なのが、各社の見積もりの比較です。
本記事では、これから医療保険に加入したり、医療保険の見直しを検討していたりする方に向けて、見積もりの重要性を解説します。
医療保険の見積もりを出すときのポイントや人気の医療保険を比較していくので、ぜひ役立ててください。
あらかじめ見積もりをしておくことの必要性とは?
医療保険は保険会社のサイトなどから、簡単に見積もりをとることができる保険です。
被保険者の年齢(生年月日)や性別、必要な保障内容を選択するだけで保険料の目安を把握することができます。
しかし、どの保険会社もまったく同じ医療保険を販売しているわけではありません。
医療保険という枠組みは同じでも、保険会社によって基本の保障内容や特約の種類、保険料の設定などに違いがあるため、あらかじめネットなどを利用して見積もりをとり、比較検討しておくことが大切です。
自分や家族にぴったりの医療保険を見つけるためにも、医療保険に加入する際は前もって複数の保険を見積もりし、比較検討するようにしましょう。
医療保険を見直しが重要なわけ
「医療保険は一度契約したら終わり」と考えるのではなく、ライフステージなどにあわせて定期的に保障内容を見直す必要があります。
なぜなら、人間は年齢が上がるにつれて健康面のリスクが上がり、備えるべき病気の種類が変わってくるからです。
また、妊娠や出産、子供の独立などのライフイベントによって家計の状況も変わってくることも踏まえて見直しを行うことが大切です。
医療保険は日々進歩する医療技術にあわせて、保障内容などが代わる保険です。
契約している医療保険の補償内容と、現在のニーズをあわせることで適切な保険料で万が一の際に必要な保障が得られるので、医療保険の見直しは必要不可欠な作業といえるでしょう。
保険のぷろなら、保険に関する知識豊富なFP(ファイナンシャルプランナー)に無料で保険相談できます。金銭面も含め、あなたの現状に最適な保険を全て紹介してくれます。
医療保険の見積もりをするときのポイント
では、医療保険の見積もりをする際はどのような点に着目すればいいのでしょうか。
ここでは、医療保険の見積もりをする前に知っておきたいポイントを解説します。
入院給付金日額や期間に過不足はないか
入院給付金とは、被保険者がケガや病気を治療するために医療機関へ入院した場合に保険会社から支払われる保険金のことです。
一般的に入院1日あたりに支払われる保険金額(日額)が決められていて、加入する医療保険ごとに決められていたり、契約者が自由に選べたりします。
ただし、医療保険における入院給付金は保険金が支払われる期間が定められているものが多いです。
60日としている医療保険が多く見られますが、契約前に商品のパンフレットなどでよく確認するようにしましょう。
入院給付金日額が高く、支払期間が長い医療保険であれば万が一のことが起こっても安心できますが、その分保険料が高くなる点に注意が必要です。
万が一のときの備えだけでなく、家計と保険料のバランスも考えて各社の医療保険の見積もりを比較するようにしましょう。
必要な特約を選択しているか
主契約に特約をオプションとして付加することで、保障の幅を広げられます。
各社さまざまな特約を用意していますが、安易に特約を契約することはおすすめしません。なぜなら、その分保険料が高額になってしまうからです。
万が一の際のことを考え、必要な特約を選別し、見積もりをとって契約することが大切です。
見積もりを出す前に!医療保険の特約の種類を確認
ここでは、医療保険に付帯できる一般的な特約をいくつか紹介します。
先進医療特約
先進医療特約とは、厚生労働省が認定する先進医療の治療を受けた場合に保障が適用される特約のことです。
一般的に先進医療の技術料は自己負担となるため、数百万円もの支払いが必要になるケースもめずらしくありません。しかし、先進医療特約に加入しておけば自己負担額と同額の保障が得られるので安心です。
がん特約
がん特約とは、被保険者ががんだと診断された場合に保障が上乗せされる特約です。
入院や通院で発生する費用に対する保障、一時金を受け取れる保障などがあります。
入院一時金特約
入院一時金特約とは、ケガや病気などの治療のために医療機関へ入院した場合にまとまった金額の保険金を受け取れる特約です。
入院時に必要な費用に充てることができます。
医学の進歩によって入院日数が減少傾向にあるため、入院一時金に対応した医療保険の人気が出てきつつあります。
保険料払込免除特約(特則)
保険料払込免除特約とは、保険会社所定の病気を患った場合などに適用される特約で、以降の保険料の支払いが免除されます。
保険料を負担することなく、保障が継続されるため万が一保険料の支払いが難しい状態になった場合でも保険会社のサポートを得られるので安心です。
女性疾病特約
女性疾病特約とは、子宮筋腫や乳がんなどの女性特有の器官のがん・病気になった場合に上乗せで保障が得られる特約です。
帝王切開などの異常分娩で医療機関に入院する際も保障されます。
人気医療保険のシミュレーション比較3選
今回は以下3つの医療保険の見積もりを紹介します。
3つの医療保険
- チューリッヒ生命「終身医療保険 プレミアムZ」の見積もり
- オリックス生命「医療保険キュア・ネクスト」の見積もり
- アクサダイレクト生命「終身医療」の見積もり
いずれも30歳(1993.1.1生)男性でシミュレーションしました。
公式サイトで見積もりをとっているので気になる方は、チェックしてみてください。
チューリッヒ生命「終身医療保険 プレミアムZ」の見積もり
チューリッヒ生命が販売する「終身医療保険 プレミアムZ」に、下記条件で加入した場合の見積もりは次のとおりです。
条件
- 入院給付金日額:10,000円
- 手術・放射線治療等の給付金:手術(入院中)10万円
上記の見積もり内容で加入すると、毎月の保険料は1,874円となります。
特約も豊富に用意されていて、8大疾病になった場合に1入院あたりの支払限度日数を延長したり、先進医療・患者申出療養の治療時に給付金を受け取ったりすることも可能です。
入院時の一時金、退院時の一時金などを特約で付帯して保障を手厚くすることもできます。
オリックス生命「医療保険キュア・ネクスト」の見積もり
オリックス生命が販売するネット申込みに対応した「医療保険キュア・ネクスト」に、下記条件で加入した場合の見積もりは次のとおりです。
条件
- 入院保障:三大疾病無制限型
- 入院給付金日額:10,000円
- 先進医療給付金・一時金:あり
上記の見積もり内容で加入すると毎月支払う保険料は、2,810円となります。
入院保障を特則適用なしに設定したり、七大疾病に対応できるようにしたりすることも可能です。
また、入院給付金日額の増減、死亡保障や入院一時金、保険料の払込免除をプラスで契約することもできます。
ただし、保障の幅が増えるとその分、毎月の保険料が高くなるのでしっかり見積もりをとって比較検討することが大切です。
参考:オリックス生命 今すぐお見積もり 保険料シミュレーション
アクサダイレクト生命「終身医療」の見積もり
アクサダイレクト生命の「終身医療」に下記条件で加入した場合、見積もりは次のようになります。
条件
- 入院給付金日額:10,000円
- 手術給付金:あり
上記の見積もり内容で医療保険に加入すると、毎月の保険料は2,440円となります。
今回は手術給付金を受け取るI型で見積もりを出しましたが、受け取らないⅡ型に加入することも可能です。
また保険料の払込期間を選択したり、先進医療特約や3大疾病保険料払込免除特約などのオプションを契約したりすることもできます。
このように同じ医療保険でも、販売している保険会社や契約プランによって保険料は大きく変わってきます。
今回紹介した見積もりを参考に、自分や家族に必要な保障、保険料と家計のバランスを考えて加入する医療保険を検討してみましょう。
見積もり後に迷ったら保険のぷろを活用がおすすめ
保険のぷろでは、医療保険などに詳しいFP(ファインシャルプランナー)に無料で相談できるサービスをご用意しています。
ここまで医療保険の見積もりにおいて大切なポイントなどを解説してきましたが、「結局、自分や家族に必要な医療保険がどれなのか分からない」という方もいるのではないでしょうか。
医療保険にはさまざまな種類があり、パンフレットや公式サイトなども専門的な用語を用いて説明されていることが多いため無理はありません。
なかなか一括で見積もりをとれない点も煩わしいですよね。
こうした場合は自分や家族に最適な医療保険を見つけるためにも、ぜひ保険のぷろでFP(ファイナンシャルプランナー)へご相談ください。
医療保険の新規加入だけでなく、解約や見直しなどに関する相談も無料で対応いたします。
納得いただけるまで何回でも無料でご相談いただけるので、お気軽にご連絡いただければ幸いです。
記事まとめ
医療保険に加入する際は、あらかじめ見積もりをとって複数の商品を比較検討することが大切です。
また、加入したきりにならず、年齢や家庭の状況などに応じて最適な医療保険を見直すことも忘れてはいけません。
「シミュレーションしても自分や家族に最適な医療保険が分からない」「プロの意見を聞いてみたい」という場合には、保険のぷろサービスの利用がおすすめです。
何度でも無料で利用できるので、ぜひお気軽にお問い合わせください。