【保険加入を迷っている人向け】医療保険に入ってない割合は?保障が必要な人の特徴

医療保険に入っていない割合を解説!加入の必要性をチェックしよう

【保険加入を迷っている人向け】医療保険に入ってない割合は?保障が必要な人の特徴

医療保険

医療保険とは、被保険者が病気やケガをした際に保険金が支払われる保険です。生活習慣病や女性疾病、がんなどに特化した医療保険も増えています。

テレビや動画配信サイトのCMなどで医療保険の案内を見かけることが多いため、加入すべきか迷っている人も多いのではないでしょうか。

しかし、加入していない人もいるので、「いったい医療保険に入ってない人はどれくらいいるのだろう」と気になって加入にいたっていない人もいるでしょう。

そこで本記事では、生命保険文化センターのデータを元に、医療保険の加入率を見ていきます。入ってない割合はどれくらいなのかチェックしてみましょう。

高橋朋成

年金アドバイザー / EQプロファイラー / 2級ファイナンシャルプランニング技能士

この記事の監修担当者:株式会社クロックアップ 代表取締役 高橋朋成

20年以上にわたり外資系生保や損保系生保などで、販売現場での営業スタッフの採用や実践を活かした生保販売や育成手法に携わった経験を損保代理店向けに特化してアレンジし2013年に株式会社クロックアップを設立。

業務内容は損保代理店の
専属コンシェルジュとして
① 保険営業職の人材紹介、マッチングサポート
② 損保営業マン向け生保クロスセル研修
③ 代理店M&Aマッチングサポート等
を行っている。

医療保険に入ってない割合はどれくらい?加入率を確認しよう

医療保険に入ってない割合はどれくらい?加入率を確認しよう

生命保険文化センターによると、「自分の医療費を公的医療保険だけでまかなえると考えているか」という質問に対して「まかなえると思う」と答えた人が53.2%、「まかなえると思わない」と答えた人が43.3%いることが分かっています。

このデータからおよそ半数の人は、将来ケガ・病気になるリスクを考えて自分で何かしらの備えをしておく必要があると考えているということが把握できます

同調査では医療保障に対する私的準備状況についてもアンケートが行われており、「準備している」と答えた人が82.7%、「準備していない」と答えた人が15.3%いることが分かりました。

その具体的な手段をみると、医療保険を含む生命保険の割合が最も高いことが明らかになりました。

医療保険を含む生命保険 68.80%
損害保険 20.80%
預貯金 44.50%
有価証券 7.80%
その他 0.30%

出典:2022(令和4)年度「生活保障に関する調査」(2022年10月発行)

医療保障に不安を感じ、医療保険に加入するなどして将来のケガ・病気のリスクに対応する人が多いことが分かりましたが、医療保険に入ってない割合はどれくらいなのでしょうか。

以降で年代別、男女別、世帯収入別に分けて医療保険に入ってない割合を見ていきます。

年代別|医療保険に入ってない割合

年代別|医療保険に入ってない割合

年代別にみると、20代が最も医療保険に入ってない割合が高いことが分かります。

若いうちはケガ・病気に対して不安を感じる人が少ないことが背景にあるとされています。

また、就職したばかりで医療保険の保険料を負担できるほど経済的に余裕がなく、保険に入らない選択をしている人が多いとも考えらえるでしょう。

年代 加入率
20代 48.0%
30代 72.0%
40代 80.1%
50代 79.0%
60代 75.9%

出典:令和元年度「生活保障に関する調査」(令和元年12月発行)

30代以降の加入率は70%~80%でほとんど変わりません。

年齢を重ねて自分自身の健康に自信を無くしたり、子どもが生まれたりすることで医療保険に入ってない割合が下がっていくと考えられます

性別(男女)|医療保険に入ってない割合

性別(男女)|医療保険に入ってない割合

続いて、男女別に医療保険の加入率を見てみましょう。

年代 男性 女性
20代 44.9% 51.3%
30代 69.3% 74.2%
40代 77.7% 81.9%
50代 77.1% 80.4%
60代 71.7% 78.8%

出典:令和元年度「生活保障に関する調査」(令和元年12月発行)

上表から男性・女性ともに年齢が上がるにつれて医療保険の加入率が高まり、入ってない割合が下がっていくことが分かります

また、性別とで医療保険の加入率を比較すると、男性よりも女性の方が医療保険に加入している人の割合が多いことも確認できます。

この理由としては、女性には乳がんや子宮頸がんなどの特有の疾患があること、妊娠・出産などの医療費負担がかかることなどがあるでしょう。

医療保険に加入することで、こうした疾患などの入院費・治療費もしっかり保障されます。

世帯年収別|医療保険に入ってない割合

世帯年収別|医療保険に入ってない割合

医療保険の加入率は世帯年収によっても変わってきます。

世帯年収 加入率
200万円未満 81.9%
200〜300万円未満 82.8%
300〜400万円未満 84.5%
400〜500万円未満 90.9%
500〜600万円未満 91.3%
600〜700万円未満 92.0%
700〜1,000万円未満 90.4%
1,000万円以上 92.8%

出典:令和元年度「生活保障に関する調査」(令和元年12月発行)

年収が400万円未満の世帯は、加入率は80%代であることが分かります。医療保険に入ってない割合はおよそ20%です。

400万円以上になると加入率は90%まで上がり、医療保険に入ってない割合は10%ほどに落ちます。

民間の医療保険に加入する必要がある人・加入しなくても良い人の特徴

民間の医療保険に加入する必要がある人・加入しなくても良い人の特徴

医療保険の加入率から、かなり多くの人が将来かかりうる病気やケガのリスクに備えて保険を契約し保障を得ていることが分かりました。

しかし、なかには医療保険で入院保障・手術保障などを得ることの必要性を感じない人もいるでしょう。

そこでこの章では、医療保険に加入した方が良い人と入らない場合でも後悔しにくい人の特徴を解説します。

医療保険に加入してケガ・病気の保障を得た方が良い人

医療保険に加入してケガ・病気の保障を得た方が良い人

医療保険の必要性を感じやすい人の特徴は、以下のとおりです。

  • 将来重い病気・ケガを負うことに大きな不安を感じる人
  • 医療費が家計にとって大きな負担になりうる人
  • 万が一の際には手厚い医療を受けたいと考えている人

将来重い病気・ケガを負うことに大きな不安を感じる人

家系に大病を患ったことがある人がいたり、自分自身の健康状態に不安があったりする場合は、早めに民間の保険会社が販売する医療保険に加入しておくことをおすすめします。

年齢が若いうちに医療保険に加入しておけば、その分、保険料の金額が安くすみます

医療保険単独で加入するのではなく、医療保障がついた生命保険に貯蓄を目的として加入するなどの選択肢もあるのであわせて検討してみてください。

医療費が家計にとって大きな負担になりうる人

軽い病気やケガであれば、数回医療機関に通院するだけで治療が完了することが一般的ですが、状態によっては長期間入院したり、高額な費用がかかる手術を受けたりする可能性があります

こうなると医療費は数十万円~数百万円とかなり高額になるため、注意が必要です。

もちろん、公的医療保険はありますが、治療の内容や費用の項目によっては保障されないこともあります。

しかし、民間の保険会社が販売している医療保険に加入しておけば、公的医療保険が適用されない場合でも、保険会社所定の条件さえ満たしていれば保険金が支払われるので安心です。

貯金があまりない人、子どもの養育費がかかる人など、万が一高額な医療費の支払いが生じると家計にとってかなり負担が大きくなる場合は、前もって医療保険に加入しておいた方が安心できるでしょう

万が一の際には手厚い医療を受けたいと考えている人

もし自分や家族が病気・ケガを負ったときには、充実した医療を受けたいと考えている場合も民間の医療保険への加入をおすすめします。

例えば、公的医療保険制度の保障に入っていない先進医療を受けたい、医療機関に入院する際は必ず個室に入りたいなどと考えているケースがこれに該当します。

「貯蓄で十分賄える」と考えていても、人生何が起きるか分かりません。

自分や家族の医療費がまとまってかかる場合に、その貯蓄が残っているとは限らないため手厚い医療を希望する場合は医療保険に加入してリスクに備えておく方が良いでしょう。

医療保険に加入しなくても良い場合とは

医療保険に加入しなくても良い場合とは

一方で、次のような人は医療保険に加入してもメリットを感じられない可能性があります。

  • 保険料を支払うと家計が苦しくなる人
  • 万が一の場合に備えて貯蓄が十分にある人

保険料を支払うと家計が苦しくなる人

収入に余裕がない、子育てや介護などにお金がかかるなどの理由で、毎月の保険料を支払うことが難しい場合は無理に医療保険に入らない方が良いでしょう。

入院保障・手術保障の必要性を感じていても、自分や家族がその保障を受けるためには継続して保険料を支払わなくてはいけません。

保険料を支払うことで家計が苦しくなる可能性がある場合に、無理に医療保険を契約しても、保険料の支払いを滞納してしまう恐れがあります。

収入が安定したり、家計の支出が少なくなったりしたタイミングで医療保険の加入を検討することをおすすめします

万が一の場合に備えて貯蓄が十分にある人

貯蓄が潤沢にある場合は、わざわざ医療保険に加入して保障を得なくても問題ない可能性があります。

ただし、先にも触れましたが、大きな病気・ケガを負うと自分が想定していたよりもかなり高額な医療費がかかることもあります。

また、今は貯蓄が十分にあっても、急な入用が生じて貯蓄が少なくなってしまうケースも考えられるでしょう。

万が一のことが起きても十分な貯蓄であるかどうかは、自分で判断するのではなく、お金のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)などに確認してもらった方が安心です。

まとめ

まとめ

医療保険に入ってない割合について解説しました。20代や収入が低い世帯だと、医療保険に入ってない割合が高いですが、多くの人が医療保険の必要性を感じていることが分かりました。

ケガや病気はいつ誰が負うか分からないものです。万が一の際に必要な貯蓄が十分にある保証はありません。

将来のリスクにしっかり対応するためにも、早いうちから医療保険に加入しておいた方が安心です

とはいうものの、自分や家族に必要な医療保険を探し出すのはなかなか時間がかかります。後悔しない保険選びは難しいものです。

R&C株式会社による保険無料相談では保険選びに困っている方に向けて、お金のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)との相談サービスを提供しています。

保険会社に相談するとどうしても1社の商品から選択する必要がありますが、保険代理店であるR&C株式会社による保険無料相談であれば、ファイナンシャルプランナーが35社以上の保険会社から一括比較して最適な保険を提案可能です。

医療保険に加入すべきか、どの保険が必要かなども無料で相談できるのでぜひこの機会にお気軽にご連絡ください。

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