万が一の病気やケガに備えて加入する医療保険は、結婚や出産などを機に加入する方が多い保険商品です。
子どもが独立したり、定年を迎えたりして落ち着いたタイミングで「民間生命保険会社が販売する医療保険は、何歳まで必要なのだろう。」と考えることも多いでしょう。
しかし「何歳まで必要か」という点は人によっても異なるため、見直す場合のポイントをもとに判断することが大切です。
この記事では、医療保険について以下のポイントを解説します。
- 民間医療保険には加入上限年齢がある
- 民間の医療保険は何歳まで必要なのか
- 医療保険の見直しポイントと注意点
- おすすめの医療保険3選
- 保険の悩みはRAKUYAの無料相談を活用
ぜひ本記事を参考に、医療保険が何歳まで必要なのかを考えてみましょう。
民間医療保険には加入上限年齢がある
民間の生命保険会社から販売されている医療保険は、誰でも契約できるわけではありません。
高齢になるほど病気のリスクが高まるため、契約できない可能性が高くなります。
一般的な保険商品では、加入上限年齢を70〜80歳前後に設定しているケースが多いです。
なかには高齢者の方に向けて85歳の方まで加入できる保険もありますが、種類は多くありません。
民間医療保険を契約しようとする場合は、加入上限年齢を確認しておきましょう。
民間の医療保険は何歳まで必要なのか
民間の生命保険会社が販売する医療保険は「何歳まで必要なの?」と感じている方も多いでしょう。
人によって貯蓄の状況などが異なるため一概に「何歳まで必要」と言い切ることはできませんが、一般的に70歳以上になると不要になる人が増えてきます。
なぜなら、公的医療保険制度の医療費自己負担割合が70歳以上は軽減されるためです。
公的医療保険の年齢ごとの医療費自己負担割合は以下の通りです。
年齢 | 医療費の自己負担割合 |
---|---|
義務教育就学後〜70歳まで | 3割負担 |
70歳〜74歳まで | 原則2割負担(現役並み所得者は3割負担) |
75歳以上 | 原則1割負担(現役並み所得者は3割負担) |
現役並み所得者に該当しない限り、70歳以降は医療費の自己負担割合が軽減される仕組みになっています。
その分、民間の医療保険で保障を備える必要性が低くなると考えられます。
しかし、70歳を超えたからと言って必ずしも医療保障が不要になるとは限りません。
ご自身の状況に合わせ、医療保険が何歳まで必要か判断していきましょう。
自分には何歳まで必要?医療保険の見直しポイントと注意点
ここまで、民間の生命保険会社から販売されている医療保険は、一般的に70歳以上になると不要になることが多いと解説しました。
しかし、実際に「自分には何歳まで必要なのだろう?」と疑問をお持ちの方も多いでしょう。
自分の医療保険が何歳まで必要かを判断する場合、以下の3つの見直しポイントを確認しましょう。
- 公的医療保険制度の保障範囲を確かめる
- 病気やケガのリスクを考える
- ほかの保険とのバランスを考える
それぞれのポイントについて解説していきます。
公的医療保険制度の保障範囲を確かめる
民間医療保険は、公的医療保険制度だけでは足りない部分をカバーすることが基本の役割となります。
公的医療保険制度で保障される範囲を確かめ、公的制度だけで十分な保障を受けられると判断した場合は、民間医療保険は不要と言えるでしょう。
公的医療保険制度では診療や治療にかかる費用が保障の対象となっており、1〜3割の自己負担で医療を受けることができます。
さらに自己負担額が一定額を超えた場合に、超えた分が還付される「高額療養費制度」も適用されます。
一方、入院時の差額ベッド代や食事代、先進医療にかかる費用は公的制度では保障されないため、自分で準備しなければなりません。
しかし、貯蓄だけでこれらの費用を準備できるのであれば、民間医療保険は不要です。
公的医療保険制度で保障されない費用を貯蓄だけでまかなえると判断した場合は、民間医療保険の解約を検討しましょう。
病気やケガのリスクを考える
70歳以上になると医療費の自己負担割合が軽減されると解説しましたが、一方で病気やケガのリスクが高まることも考えなければなりません。
一度あたりの医療費自己負担が小さくても、通院や入院を繰り返した場合、医療費や交通費などの負担が大きくなる可能性があるためです。
厚生労働省の「令和2年(2020)患者調査」によると、70歳以上の高齢者の入院・外来による受療率(人口10万人対)は以下の通りです。
入院受療率 | 外来受療率 | |
---|---|---|
総数 | 1,007 | 6,308 |
70歳以上 | 2,907 | 10,766 |
調査対象全体の「総数」と比べると、70歳以上の方が入院や外来で受療している割合が高いことが分かります。
年齢が高くなるほど、ケガや病気で通院・入院をするリスクが高くなることを踏まえ、保険契約を継続すべきか判断しましょう。
ほかの保険とのバランスを考える
年齢を重ねると、病気やケガによる入院・手術だけでなく、介護に対する備えも充実させる必要性が出てきます。
介護保険などへの加入も視野に入れ、バランスを考えていくことも大切です。
従来と同じ医療保障を準備しつつ、新たに介護保障も加えることとなると、保険料の負担が大きくなる場合があります。
リタイア後は年金による収入を中心に生活していくことになるため、出費を抑えることも考えていかなければなりません。
「介護保険に加入する分、医療保険はシンプルな保障に切り替える」「手厚い医療保障が必要なので、民間介護保険には加入しない」など、バランスを考えて契約しましょう。
おすすめの保険商品3選
医療保険が「何歳まで必要か」ということを検討した上で、一生涯にわたる保障を受けたいと考える方も多いでしょう。
ここでは、生涯保障が継続する終身タイプのおすすめ医療保険3選を解説します。
- 終身医療保険プレミアムZ
- 医療保険CURE Next
- 終身医療保険 じぶんへの保険3
各商品の特長を比較して、自分に合った医療保険を選びましょう。
終身医療保険プレミアムZ
「終身医療保険プレミアムZ」は、チューリッヒ生命が提供する医療保険です。
手頃な保険料でシンプルな基本保障を受けられるため、高い人気を集めている保険商品です。
「終身医療保険プレミアムZ」の特長として、以下の3つが挙げられます。
- 手頃な保険料が一生涯変わらない
- 日帰り入院から保障を受けられる
- 女性特有の病気・がんを手厚く保障できる商品も用意されている
「終身医療保険プレミアムZ」はシンプルな保障内容となっている分、手頃な保険料であることが特徴の商品です。
保険料が一生涯変わらないため、契約時の年齢が若いほど毎月の保険料負担を小さく抑えられます。
また、女性特有の病気やがんに手厚く備えられる「終身医療保険プレミアムZ Lady」もあります。
通常の病気・ケガのリスクに加え、乳がんや子宮がんなどのリスクに手厚く備えたい方は女性向けプランがおすすめです。
医療保険CURE Next
「医療保険CURE Next」は、オリックス生命が提供している終身型の医療保険です。
手頃な保険料で入院・手術にしっかりと備えられることが特徴の保険商品です。
「医療保険CURE Next」の特長として、以下の3つが挙げられます。
- 七大生活習慣病を特に手厚く保障できる
- さらにシンプルな保険料で加入できる「かんたんプラン」も用意されている
- 加入者限定特典も受けられる
「医療保険CURE Next」は、入院患者の3人に1人がかかっている「七大生活習慣病」に特に手厚く備えられる保険です。
入院が長引きやすい病気であるため、しっかりと備えられる点は大きなメリットです。
また、加入者限定で利用できる特典として「セカンドオピニオンサービス」「24時間電話健康相談サービス」なども用意されています。
持病や健康について相談したい方におすすめのサービスです。
終身医療保険 じぶんへの保険3
「終身医療保険 じぶんへの保険3」は、ライフネット生命が提供する医療保険です。
日帰り入院や長期入院・手術を一生涯変わらない保険料でカバーでき、人気を集めている保険商品です。
「じぶんへの保険3」の特長として、以下の3つが挙げられます。
- 日帰り入院でも5日分の入院給付金が受け取れる
- ニーズに合わせて2つのプランを選べる
- 加入後のアフターサービスも充実している
「じぶんへの保険3」は、短期入院であっても手厚く備えられる保険であり、日帰り入院でも5日分の入院給付金が受け取れます。
入院日数が短期化してきている近年の医療事情にもしっかりと対応しており、医療保険を見直したい場合にもおすすめです。
また、充実した保障を受けられる「おすすめコース」とシンプルな保障で保険料が安い「エコノミーコース」が用意されています。
ニーズに合わせて好きなプランを選べる点も「じぶんへの保険3」の魅力です。
R&C株式会社による保険無料相談をご活用ください
ここまで「医療保険は何歳まで必要か」という点を解説してきましたが、実際にどうしたら良いか分からないという方も多いでしょう。
医療保険への新規加入や契約内容の見直しでお悩みの場合は、R&C株式会社による保険無料相談がおすすめです。
R&C株式会社による保険無料相談では、保険のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)が、保険の新規加入や解約、見直しを親身にサポートします。
医療保険や生命保険、がん保険、介護保険など、あらゆる保険商品に精通しているため、保険プラン全般について相談可能です。
ご相談は何度でも無料で、納得いただけるまで相談を承ります。
無理な保険勧誘もないため、ぜひお気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
記事まとめ
医療保険は「何歳まで必要」という明確な基準はなく、各自の状況に応じて必要・不要を判断する必要があります。
本記事でご紹介した見直しポイントを参考に、ご自身の医療保険について考え直してみましょう。
また、自分自身の保険プランを見直したいという方は、R&C株式会社による保険無料相談がおすすめです。
プロのFPへの無料相談を活用し、ご自身のライフプランに合った適切な保険プランを設計しましょう。