被保険者がケガや病気で医療機関を利用した場合に、保険会社から保険金が支払われる医療保険。
保険会社の窓口などから医療保険へ加入する人も多いですが、ネットから気軽に申込むことも可能です。
しかし、対面での申込みでないことに不安を感じて、「なかなかネットの医療保険に手を出せない」という人もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、ネットで申込める医療保険について詳しく解説します。
特長やメリット・デメリットだけでなく、おすすめの商品も紹介するのでこれからネットの医療保険の利用を検討している場合はぜひ参考にしてください。
ネットで申込める医療保険とは
「医療保険の申込み」と聞くと、「保険会社の窓口を訪れてスタッフに商品の説明を受けた上で契約書にサインする」という流れを想像する人が多いのではないでしょうか。
たしかに、この方法だと加入する医療保険についてしっかりした説明を受けられますが、「仕事や家事などの理由でなかなか保険会社の窓口までいけない」という場合もあるでしょう。
こうしたときにおすすめなのが、ネットから申込める医療保険です。
ネット環境が整っている場所なら、手持ちのスマホやパソコンから医療保険への申込みが可能です。
わざわざ保険会社を訪れる必要もありません。
ただし、メリットだけでなく、デメリットもあるためこの章でしっかり確認しておきましょう。
メリット
まずは、ネットで申込める医療保険のメリットから確認していきましょう。
保険料がお手頃
ネットから加入できる医療保険の多くは、対面販売の商品と比べて保障内容がシンプルで分かりやすくなっています。
このため、さまざまな保障を得られる医療保険と比較すると、お手頃な保険料で申込みやすいです。
対面販売と違って店舗の運営費やスタッフの人件費などの費用が抑えられることも、ネット保険の保険料が安い理由として挙げられます。
「必要な保障だけ得られればいい」
「できるだけ保険料を安く抑えたい」
と考えている場合は、対面で加入する医療保険よりも、ネット保険がおすすめです。
気軽に申込める
前述のとおり、ネット保険の申込みは対面販売と違って、保険会社の窓口などを訪れる必要がありません。
手持ちのスマホやパソコンからネットを通じて申込めるため、気軽に加入できるというメリットがあります。
自分や家族の好きなタイミングで申込めるため、仕事や家事などでまとまった時間をとることが難しい人も利用しやすくなっています。
納得するまで商品を比較検討できる
ネット保険は、ネットを通じてさまざまな医療保険を比較できるため、納得いくまで比較検討することが可能です。
「対面販売だとどうしてもスタッフに気を遣ってしまい、自分・家族に必要な医療保険を選べない」「スタッフの話に流されてしまいそう」といった不安を持っている人は、ネットからの申込みを検討してみましょう。
デメリット
続いて、ネット保険のデメリットも確認していきます。
前述のメリットと比較しながら、自分や家族が利用しても大丈夫か考えていきましょう。
審査が厳しめ
医療保険に加入するためには、現時点の健康状態や過去の病歴などを保険会社に告知しなければいけません。
その情報をもとに、保険会社では審査が行われますが、ネットから申込める医療保険は、対面販売で販売されている商品と比較して審査が厳しい傾向があります。
ネット保険だから必ず審査に落ちるというわけではありませんが、健康状態に不安がある人は保険料が安いからと安易に申込むのではなく、慎重に検討することをおすすめします。
商品の種類が少なめ
医療保険にはいろいろな種類がありますが、ネットで取り扱われているのは基本的に以下の3つです。
- 定期型医療保険
- 終身型医療保険
- 引受基準緩和型医療保険
したがって幅広い種類の医療保険のなかから、自分や家族に最適な商品を見つけたいという場合は、対面販売の方が向いている可能性があります。
また、保障内容がシンプルであるため、万が一自分や家族に何かあった場合に十分であるかどうかも確認することが大切です。
対面販売の商品であれば付帯できる特約も、ネット保険の場合は付けられない場合もあるので保険会社のパンフレットや公式サイトをよく確認するようにしてください。
ある程度は医療保険の知識が必要
保険会社のパンフレットや公式サイトには、販売されている医療保険の特長などがこと細かに記されています。
ただし、専門用語が用いられていることも多いため、ネットから医療保険に加入する場合、ある程度は医療保険の知識を身に付けておく必要があります。
医療保険に関する知識がまったくない状態で、ネット保険を見ても商品ごとの違いが分からず、最適な保険を選ぶことができない可能性があります。
自分で医療保険の選定を行う以上、事前に知識を身に付けておきましょう。
選ぶ時の注意点
では、ネットから医療保険に加入する際、どのような点に注意する必要があるのでしょうか。
この章では、医療保険を選ぶときにチェックしたい注意点・ポイントを解説します。
貯蓄性の有無を確認する
医療保険の多くは貯蓄性のない掛け捨て型ですが、なかには解約返戻金や満期保険金などが発生する貯蓄性のある商品も存在します。
医療保険の他に加入する生命保険や貯蓄との兼ね合いも考えながら、将来のためにお金を貯められる貯蓄性のある医療保険にすべきか検討するといいでしょう。
保険期間をチェックする
保険期間とは、加入した医療保険の保障が適用される期間のことです。
5年、10年、15年などのようにあらかじめ保険期間が具体的に定められている定期タイプのほかに、一生涯ケガや病気の保障が得られる終身タイプが存在します。
保険料は、定期タイプの医療保険の方が終身タイプよりもお手頃です。
ただし、絶えず保障を得るためには保険期間の更新が必要で、そのたびに保険料が上がってしまう点に注意してください。
終身タイプは定期タイプと比較すると保険料が高めに設定されていますが、保障内容を変更しなければ保険料の金額は一生涯変わりません。
必要な保障内容・金額を検討する
自分や家族に万が一のことが起きた際に、必要な保障内容・保証金額であるかも確認しましょう。
保険料の安さや申込みのしやすさだけでネット保険を選んでしまうと、必要な保障が得られなくては意味がありません。
現在の貯蓄額などを踏まえて、自分や家族がケガや病気をしたときにどれくらいの保険金があれば不自由な生活を送らずにすむか考えてみましょう。
ネットから加入できる医療保険のおすすめ
ここでは、ネットから気軽に加入できるおすすめの医療保険を3つ紹介します。
おすすめのネット保険1:医療保険キュア・ネクスト(オリックス生命)
オリックス生命が販売する「医療保険キュア・ネクスト」は、郵送とネットで加入できる医療保険です。
オリックス生命のサイトで生年月日や性別などを入力し、保険料のシミュレーションを行います。
そのまま申込み手続きを進めると、後日郵送で保険証券が届くという流れです。
七大生活習慣病の保障が特に手厚く、入院の有無にかかわらず1,000種類以上の手術が保障される特徴を持ちます。
一生涯保障が続く終身タイプなので、保障内容を変更しなければ加入時に適用された保険料は以降上がりません。
また、必要に応じてより充実した保障が得られる特約を付帯することも可能です。
医療保険キュア・ネクスト(オリックス生命)
おすすめのネット保険2:アクサダイレクトの終身医療(アクサダイレクト生命)
アクサダイレクト生命が販売するアクサダイレクト生命の終身医療は、ネットで加入できる保険料がお手頃な掛け捨て型の医療保険です。
先進医療特約、3大疾病保険料払込免除特約、入院時一時金給付特約などを付帯することで、保障の幅を広げることもできます。
また、加入後は電話で24時間365日いつでも健康相談ができ、住所や支払方法などを変更する際はネットで手続きが完結します。
アクサダイレクトの終身医療(アクサダイレクト生命)
おすすめのネット保険3:新メディフィットAエース(メディケア生命 住友生命グループ)
メディケア生命は住友生命のグループ会社で、同社が販売する新メディフィットAエースはがんなどの生活習慣病やケガを補償する医療保険です。
保険料は一生涯上がらず、 ネットから申込めばその日から保障されるのもうれしいポイント。
この他、入院1回あたりの給付限度や手術保障の有無などを選べます。
女性疾病や通院の備えができる特約も用意されているので、さまざまなリスクに幅広く対応したい人におすすめの医療保険です。
新メディフィットAエース(メディケア生命 住友生命グループ)
困ったときは保険無料相談を活用
ここまでネットから加入できる医療保険を紹介してきましたが、「自分や家族に必要な医療保険が分からない」「種類が多くてどの商品に加入すればいいのか迷ってしまう」という人もいるでしょう。
なかなか加入する医療保険が決められない場合は、商品の選び方に詳しいファイナンシャルプランナーに相談するのがおすすめです。
保険のぷろでは無料で医療保険について相談できるだけでなく、家計などの状況も踏まえて回答してくれるのでより自分や家族に最適な商品を見つけやすくなります。
「いろいろな医療保険を比較してみたものの、決め手にかける」というときは、利用を検討してみてはいかがでしょうか。
保険のぷろでは、経験を積んだファイナンシャルプランナーによる無料相談を承っておりますので、是非お気軽にお問い合わせください。
まとめ
医療保険のなかにはネットで気軽に商品を比較検討したうえで、加入できる商品が存在します。
保険料もお手頃というメリットはありますが、ネットで販売されている商品は種類が限定されているので「幅広い選択肢のなかから医療保険を選びたい」という人にはおすすめできません。
ネットから加入できる医療保険を選ぶ際は、貯蓄性の有無や保険期間、保障内容をよく確認するようにしましょう。
自分で加入する医療保険を決めきれないときは、ファイナンシャルプランナーに相談するのも一つの方法です。
保険のぷろのように無料で相談できるサービスもあるので、ぜひこの機会に利用を検討してみましょう。