生命保険は、万が一の際に家族や自分自身を守るための重要な備えです。
一方で「他の人は保険料を毎月いくら払ってるんだろう」「同じ家族構成の人は平均で毎月いくら払ってるんだろう」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、生命保険の平均保険料を「男女別」「年齢別」「世帯年収別」「家族構成別」に紹介します。
生命保険への加入を検討している方や、現在の保険料が適正かどうか知りたい方はぜひ参考にしてください。
生命保険に毎月いくら払ってる?平均額をチェック
生命保険文化センターが公開している「生命保険に関する全国実態調査」の2024年度のデータによると、生命保険全体の平均保険料は年間35.3万円(毎月:約2.9万円)という結果でした。
なお、この平均額は生命保険の加入世帯全体におけるデータであり、実際は世帯主の年齢や性別、家族構成等の条件によっていくら払ってるのかが大きく異なります。
そこでまずは、男女別・世帯主の年齢別・世帯年収別・家族構成別の平均データをもとに、自身と近い条件の人が毎月いくら払ってるのかをチェックしていきましょう。
【男女別】生命保険に毎月いくら払ってる?
「生命保険の保険料を毎月いくら払ってるのか」を男女別にまとめたデータが下表になります。
12万円未満 | 12~24万円未満 | 24~36万円未満 | 36~48万円未満 | 48~60万円未満 | 60万円以上 | 不明 | 平均 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
全体 | 39.5% | 30.2% | 13.3% | 4.4% | 1.9% | 3.3% | 7.5% | 17.9万円(毎月約1.5万円) |
男性 | 33.0% | 29.1% | 15.7% | 6.2% | 2.5% | 4.5% | 8.9% | 20.6万円(毎月約1.7万円) |
女性 | 44.1% | 31.0% | 11.6% | 3.1% | 1.4% | 2.4% | 6.4% | 16.0万円(毎月約1.3万円) |
男女別に見ると、男性は20.6万円、女性は16.0万円が年間平均となっており、男性の方が女性よりも約4万円多く生命保険の保険料を払ってるという結果になりました。
男性が亡くなった際には、家族の生活を支えるためにより手厚い保障が必要になると考える人が多いことが分かります。
参照:生命保険文化センター「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査」(https://www.jili.or.jp/files/research/chousa/pdf/r4/p197-203.pdf)
【世帯主の年齢別】生命保険に毎月いくら払ってる?
「生命保険の保険料を毎月いくら払ってるのか」を世帯主の年齢別にまとめたデータが下表になります。
世帯主の年齢 | 平均年間払込保険料 | 毎月 | 世帯年間払込保険料対世帯年収比率 |
---|---|---|---|
29歳以下 | 32.2万円 | 約2.7万円 | 5.1% |
30~34歳 | 29.8万円 | 約2.5万円 | 4.5% |
35~39歳 | 31.2万円 | 約2.6万円 | 4.8% |
40~44歳 | 37.4万円 | 約3.1万円 | 5.2% |
45~49歳 | 36.8万円 | 約3.1万円 | 5.3% |
50~54歳 | 38.2万円 | 約3.2万円 | 5.2% |
55~59歳 | 40.7万円 | 約3.4万円 | 5.6% |
60~64歳 | 34.3万円 | 約2.9万円 | 6.7% |
65~69歳 | 35.4万円 | 約3.0万円 | 8.3% |
70~74歳 | 34.5万円 | 約2.9万円 | 7.2% |
75~89歳 | 30.8万円 | 約2.6万円 | 7.3% |
80~84歳 | 28.2万円 | 約2.4万円 | 7.6% |
85~89歳 | 25.3万円 | 約2.1万円 | 7.1% |
90歳以上 | 32.6万円 | 約2.7万円 | 6.1% |
世帯主の年齢別で見ると「50~54歳」が38.2万円、「55~59歳」が40.7万円となっており、50歳代の平均額が最も高い保険料を払ってるという結果になりました。
50代以降は若年層と比較して保険料が高額になりやすい点や、ライフステージの変化に伴って保障内容を手厚くするケースが多いこと等が理由として挙げられるでしょう。
参照:生命保険文化センター「2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査」(https://www.jili.or.jp/files/research/zenkokujittai/pdf/r6/1-p2-49.pdf)
【世帯年収別】生命保険に毎月いくら払ってる?
「生命保険の保険料を毎月いくら払ってるのか」を世帯年収別にまとめたデータが下表になります。
世帯年収 | 平均年間払込保険料 | 毎月 | 世帯年間払込保険料対世帯年収比率 |
---|---|---|---|
200万円未満 | 25.2万円 | 約2.1万円 | 14.4% |
200~300万円未満 | 24.4万円 | 約2.0万円 | 9.8% |
300~400万円未満 | 25.3万円 | 約2.1万円 | 7.2% |
400~500万円未満 | 25.2万円 | 約2.1万円 | 5.6% |
500~600万円未満 | 32.2万円 | 約2.7万円 | 5.8% |
600~700万円未満 | 33.5万円 | 約2.8万円 | 4.9% |
700~1000万円未満 | 39.9万円 | 約3.3万円 | 4.6% |
1000万円以上 | 55.4万円 | 約4.6万円 | 4.0% |
世帯年収別で見ると、年収にほぼ比例する形で払ってる保険料の金額が増えていることが分かります。
一方、世帯年間払込保険料対世帯年収比率は反比例しており、年収200万円未満の層においては年収に占める年間払込保険料の割合が1割を超えている状況です。
単に「毎月いくら払ってるのか」という点で見ると、年収が低いほど金額が少ないように捉えられがちです。
しかし「年収に対して毎月いくら払ってるのか」という見方をすると、年収が低い層の方が生命保険にかけるコストの割合が大きいことが分かるでしょう。
参照:生命保険文化センター「2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査」(https://www.jili.or.jp/files/research/zenkokujittai/pdf/r6/1-p2-49.pdf)
【家族構成別】生命保険に毎月いくら払ってる?
「生命保険の保険料を毎月いくら払ってるのか」を家族構成別にまとめたデータが下表になります。
家族構成 | 平均年間払込保険料 | 毎月 |
---|---|---|
夫婦のみ(40歳未満) | 44.3万円 | 約3.7万円 |
夫婦のみ(40~59歳) | 32.1万円 | 約2.7万円 |
末子乳児 | 24.7万円 | 約2.1万円 |
末子保育園児/幼稚園児 | 36.0万円 | 約3.0万円 |
末子小・中学生 | 37.6万円 | 約3.1万円 |
末子高・短大・大学生 | 40.2万円 | 約3.4万円 |
末子就学終了 | 37.4万円 | 約3.1万円 |
高齢夫婦有職(60歳以上) | 36.7万円 | 約3.1万円 |
高齢夫婦無職(60歳以上) | 24.6万円 | 約2.1万円 |
家族構成別に見ると、「夫婦のみ(40歳未満)」および「末子高・短大・大学生」の2項目で平均額が40万円を超えており、最も高く払ってるのが「夫婦のみ(40歳未満)」の44.3万円という結果でした。
全体的に大きな差異はないものの、40歳以上の夫婦のみ世帯と比較して、子どものいる家庭ではある程度年齢を重ねた後も手厚い保障を求める傾向が強いということが分かるでしょう。
参照:生命保険文化センター「2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査」(https://www.jili.or.jp/files/research/zenkokujittai/pdf/r6/1-p227-237.pdf)
保険を選ぶときのポイント
ここからは、生命保険を選ぶ際に押さえておきたい3つのポイントを解説していきます。
保険料だけでなく保障内容でしっかり比較
生命保険を選ぶ際は、保険料がいくらかという点だけでなく、必要な保障内容が組み込まれているかを考えることが重要です。
例えば、医療保障が不十分なまま生命保険を契約してしまうと、万が一の入院や手術の際に多額の費用を負担しなければならないという状況になる可能性があります。
保険料がいくらであるのかを重視するあまり、いざという時に十分な保障を得られないとなれば本末転倒だと言えるため、特約等も活用しながら無理のない範囲で必要な保障を確保できるようにしましょう。
生命保険に加入する目的を明確にする
生命保険に加入する目的は人それぞれ異なっており、例えば以下のような理由が挙げられます。
- 自分に万が一のことがあったときに家族が困らないようにしたい
- ケガや病気の医療費をカバーできるようにしておきたい
- 子どもの教育資金を準備しておきたい
- 自信の老後資金を積み立てておきたい 等
このように、生命保険の加入目的をはっきりさせておけば、不要な保障を省いてコストを抑えつつ、必要な保障を確保することができるでしょう。
生命保険には様々な商品があるため、保険料や保険金額がいくらであるのかという点だけにとらわれず、きちんと目的に沿ったプランを選択することが大切です。
ライフステージに合わせて定期的に見直す
「いま現在どのような契約になっているのか」「保険料を毎月いくら払ってるのか」といった点は、ライフステージの変化に応じて定期的に見直すことが大切です。
例えば結婚や住宅購入、妊娠・出産、また子どもの独立や定年退職等が主なライフイベントとして挙げられます。
家族の状況や構成が変わるタイミングはある程度事前に予測できるため、前もって生命保険の見直しを行い、常に最適な保障を受けられるようにしておきましょう。
記事まとめ
- 生命保険の保険料を毎月いくら払ってるのかについては、性別・年齢・世帯年収・家族構成等によって異なる
- 自身と同じ条件の世帯が平均で毎月いくら払ってるのかを確認しつつ、適切な生命保険を選ぶことが大切
- 生命保険は一度契約したら終わりではなく、ライフステージの変化に応じて適宜見直しを行う必要がある
生命保険の支払いは長期間にわたることが多いため、家計を圧迫しないよう無理のない範囲で設定することが大切です。
「どのように生命保険を選べば良いか分からない」「毎月の負担が大きいから保険料を減らしたい」といった場合は、無料の保険相談窓口等を活用して一度見直ししてみることをおすすめします。