若い頃にとりあえず契約したがん保険や生命保険に、なんとなく加入し続けているケースは少なくありません。
例えば、「20年前に加入したがん保険はこのままでも問題ないのかな?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?
この記事では、昔加入したがん保険について以下の3つの点を解説していきます。
- がん保険の見直しの注意点
- がん保険を見直す際の3つのポイント
- 心配ならFPや無料相談窓口に相談してみよう
20年前に加入したがん保険でお悩みの方は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください。
20年前の保険は見直しをして最適なものに加入しよう
20年前に加入した古いがん保険に加入しているのであれば、お早めに見直しをして最適な保険プランを検討してみることをおすすめします。
なぜなら、加入中のがん保険が販売されていた時代と現在では、医療体制やがんの治療方法が変わっているためです。
例えば、がんの治療方法はこれまで長期間の入院が基本でしたが、近年では短期間の入院や通院だけで治療できるケースが増えてきています。
そのため、従来の保険タイプに多かった入院給付金は、最近の医療事情にはあまり適していません。
このように、20年前のがん保険などでは必要な保障を受けられない可能性が高いことから、必ず見直しておく必要があります。
がん保険を見直す際の注意点は?
がん保険の見直しをする際には、以下のような点に注意しておく必要があります。
- 免責期間が発生する
- 診断給付金の内容をチェック
- 新しいがん保険に加入できないリスクもある
事前に注意点を把握して、トラブルを回避しましょう。
免責期間が発生する
がん保険には「免責期間」と呼ばれる、契約日から保障開始日までの間に保険金が支払われない期間があります。
そのため、新しいがん保険に加入しても、一定期間はがんにかかっても保険金が給付されません。
もし、免責期間に保障を受けたいのであれば、現在加入中のがん保険と新規のがん保険を並行して加入しましょう。
免責期間の終了後に古い保険を解約することで、保障期間の空白を防ぐことができます。
免責期間は保険会社によって異なるので、事前にチェックしておきましょう。
診断給付金の内容をチェック
がんは一度治っても再発したり、転移していたりと何度も診断されるケースがあります。
そのため、加入しようとしているがん保険の診断給付金の内容を確認しておきましょう。
診断給付金が一度しか支払われないタイプもあれば、診断される度に給付されるタイプの保険があります。
見直して新しいがん保険に加入しようと考える場合は、診断給付金の回数に注目しておくことをおすすめします。
新しいがん保険に加入できないリスクもある
がん保険は「入りたい」と思っても、必ず加入できるわけではないことに注意が必要です。
健康状態によっては加入できず、保障を受けられないリスクがあります。
新しく魅力的な保障を受けられるがん保険を見つけても、健康面の問題で加入できないかもしれません。
先に古い方の保険を解約してしまうと、新しい保険にも加入できずに保障を受けられない状態となってしまう可能性があります。
新規の保険に加入できるかどうかを必ず確認し、先ほどご紹介した免責期間が過ぎるまでは古い方の保険に加入しておくことが賢明でしょう。
がん保険の見直し3つのポイント
20年前に加入したがん保険を見直ししよう、と考える場合には以下の3つの点を押さえておきたいところです。
- 乗り換える場合は保険料を確認しよう
- 終身型と定期型のどちらにすべき?
- 見直したうえでがん保険が不要なら解約しよう
それぞれのポイントを解説していきます。
乗り換える場合は保険料を確認しよう
必要な保障を受けるために保険の乗り換えをする場合、新規で加入する保険の保険料を確認しておきましょう。
なぜなら、保険料は年齢や健康状態に応じて決定するため、20年以上前に加入した古いがん保険と比べて割高な保険料となってしまうケースがあるからです。
保険料が割高にならない方法として、場合によっては乗り換えをせずに、必要な保障だけ追加できることもあります。
例えば、先進医療特約やがんと診断された時に給付金がもらえる特約などを追加できる保険商品は増えてきています。
保険料の負担と必要な保障のバランスをしっかりと考えて、無理のない保険に加入しましょう。
終身型と定期型のどちらにすべき?
がん保険には保障される期間の違いによって、「終身型」と「定期型」の2種類の保険タイプがあります。
どちらにすべきかはそれぞれの特徴を把握して、自分に適したタイプを選びましょう。
終身型の保険は、生涯にわたって保障を受けられることができます。
途中で解約しても払戻金がもらえるケースがある一方で、保険料が定期型と比べて割高になります。
定期型の保険は、一定期間の保障を充実させることができます。
割安な保険料でがんに備えることができる一方で、支払った保険料が掛け捨てとなってしまいます。
生涯にわたる充実の保障を受けたい方は終身型、割安な保険料で一定期間の保障を受けたい方は定期型を選ぶことをおすすめします。
見直したうえでがん保険が不要なら解約しても良い
加入しているがん保険の保障内容を見直した結果、必要がないと判断した場合は解約するのも一つの手です。
新しいがん保険の契約は保険料が上がるケースがあるため、条件面で今後もがん保険に加入するのが厳しいのであれば無理に加入し直す必要はありません。
多くの方は、がん保険だけでなく生命保険や医療保険など、さまざまな保険に加入していることでしょう。
それらの保険の中で優先順位をしっかり付けて、必要な保障と許容できる保険料を考えることが大切です。
がん保険に限らず、不要と判断した保険は速やかに解約することをおすすめします。
数十年前のがん保険に不安があるならFPに無料相談
これまで見直しの注意点やポイントをご紹介しましたが、過去に加入したがん保険に不安を感じている場合は、無料の保険相談窓口などでFPに相談してみると良いでしょう。
ご自身に最適な保険をプロが提案してくれるため、保険に関する不安を解消することができます。
保険相談窓口は、基本的に多くの保険会社の商品を取り扱っているため、中立な立場でアドバイスをしてくれます。
特定の保険商品だけを勧誘してくる心配がなく、自分にぴったりの保険プランを見つけることが可能です。
数十年前に加入したがん保険の見直しをしたい、と考えている方はぜひ無料相談をしてみましょう。
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まとめ
この記事では、数十年前に加入したがん保険の見直しについて解説してきました。
昔加入したがん保険の多くは、当時と医療の状況が異なっているため、見直しをして適切な保険に加入することが大切です。
免責期間や診断給付金の内容をしっかり確認し、トラブルにならないように注意しておきましょう。
また、見直しの際には保険料を踏まえたうえで「終身型」と「定期型」のどちらが良いのかを判断することが大切です。
自分自身で見直しをするのが難しい、という場合はFPに無料相談することも検討しておきましょう。