自分に合った民間医療保険を契約する際に使用する、各保険会社の見積もり・シュミレーション機能。
人気の医療保険のおすすめプランを年代別にシュミレーションしご紹介します。
各生命保険会社の違いを一目で把握できるようにしていますので、ご自身の医療保険選びの参考になさってください。
医療保険の保障内容の選択
シュミレーションする前にまずは医療保険契約時に設定する、基本の保障内容について解説します。
- 給付金
- 保険期間
また医療保険に加入する時には、自身の現在の健康状態を保険会社に報告する「告知義務」があります。
各生命保険会社によって異なりますし、間違った告知をしてしまうとペナルティが課されてしまう場合がありますので注意しましょう。
給付内容:主契約・特約
民間の医療保険の給付金にはメインの保障となる主契約と、オプションとして付帯する特約を選ぶ必要があります。
主契約
医療保険の主契約は一般的に入院給付金と手術給付金です。
この2つは、病気やけがの治療のための入院・手術が目的の場合に支払われるもの。
入院給付金は、入院1日当たりに受け取ることができる金額で、入院日数分の給付を受け取ることができます。
ただ、契約時に支払い限度日数を設定するため、入院日数が支払限度日数を超えた分は、給付金は受け取ることはできません。
手術給付金は、所定の手術を受けた場合に受け取ることができる金額です。
保険期間内ならば何回でも受け取れる場合や開始日から60日に1回の場合、支払い制限を設定している場合など、生命保険会社によって給付条件は異なります。
医療保険の給付対象となる手術の種類は、2パターンに分けられます。
一つは、公的医療保険制度の対象となる約1,000種の手術の場合。
もう一つは、生命保険会社の約款で定める88(89)種に分類された手術とされる場合です。
こちらも各生命保険会社によって違いますので、あらかじめ確認しておくことが必要です。
特約
医療保険は特約を付帯することで、保障を充実させることができます。
特約の代表例は以下の通りです。
- 先進医療特約
- がん特約
- 女性疾病特約
- 三大疾病特約
- 保険料払込免除特約
上記の特約の特徴は以下の通りです。
特約 | 対象 | 給付内容 |
---|---|---|
先進医療特約 | 先進医療が必要になったとき | 自己負担額と同額or最大(通算)2,000万円まで |
がん(診断一時金)特約 | がんと初めて診断されたとき | がん診断給付金orがん診断一時金 |
女性疾病特約 | 女性特有のがん・病気になったときや帝王切開などの異常分娩が必要になったとき | 入院給付金が上乗せ(手術給付金の場合も) |
三大疾病特約 | がん、心筋梗塞、脳卒中になったとき | 一時金(無制限or一回限り) |
保険料払込免除特約 | 三大疾病になったとき | 以後の保険料払込が免除される |
この中でも、先進医療特約は必要性が比較的高めです。
公的医療保険制度は、先進医療の技術料は保障対象外。
そのため、数百万円する場合もある先進医療での治療費を全額自己負担しなくてはいけません。
先進医療特約はあらかじめついている場合もありますが、本当に少額で付帯できますので、ぜひ検討してみてください。
後述しますが、医療保険には終身型と定期型があります。
主契約が定期型を選択している場合、更新のタイミングで特約の保険料も更新され高くなるのです。
保険料払込期間:終身型・定期型
医療保険の契約をするときに重要になるのが、終身型と定期型のどちらにするかです。
以下に終身型と定期型の特徴をまとめました。
終身型 | 定期型 | |
---|---|---|
特徴 | 契約してから保険料が一生涯変わらない | 一定期間で更新機会があり、そのたびに保険料が高くなる |
保険料 | 契約時の保険料は比較的高い | 契約時の保険料は比較的安い |
払込期間 | 終身払いor短期払い | 更新期間 |
見直しのしやすさ | 見直しがしにくい | 見直しやすい |
また、保険を選ぶ際に「掛け捨て型」「貯蓄型」と聞いたことがあると思います。
掛け捨て型は、解約返戻金や満期保険金などが受け取れない、もしくはあってもごくわずかのタイプ。
一方貯蓄型は、払い込む保険料は少し高くなりますが、一定の条件を満たした際にお金を受け取ることができる保険タイプのことです。
しかし、医療保険は掛け捨て型が主流のため、終身型と定期型のどちらにするかを中心に考えましょう。
各生命保険会社のシュミレーション
ここからは、人気の医療保険のシンプルなプランのシュミレーションをしていきます。
ところで、全生保の年間払込保険料は以下の通りです。
しかし、医療保険のみのデータではありませんので、実際の医療保険の払込保険料額はもっと少額。
全体 | 男性 | 女性 | |
---|---|---|---|
2022年年間平均払込保険料 | 17.9万円 | 20.6万円 | 16.0万円 |
また、本来保険料の払い込みは月払いが主流です。
そのため、以下の医療保険のシュミレーションでは月払いの場合の金額を表記しています。
公益財団法人 生命保険文化センター:生活保障に関する調査(速報版)
オリックス生命:医療保険キュア・ネクスト
支払限度日数:60日
日額給付金:5,000円(キュア・レディで女性特有の病気・がんの場合は、10,000円)
手術給付金:入院中10万円、外来2.5万円
先進医療給付金・一時金:あり
保険料払込期間:終身
保険料:月払い
男性 | 女性 | |
---|---|---|
20代 | 1,015円 | 1,670円 |
30代 | 1,315円 | 1,920円 |
40代 | 1,830円 | 2,060円 |
50代 | 2,615円 | 2,605円 |
出典:オリックス生命
チューリッヒ生命:終身医療保険プレミアムZ
支払限度日数:60日
日額給付金:5,000円
手術給付金:入院中2.5万円
先進医療給付金:なし(あり)
保険料払込期間:終身
保険料:月払い
※()先進医療特約を付帯した場合の金額
男性 | 女性 | |
---|---|---|
20代 | 700(834)円 | 805(939)円 |
30代 | 870(1,004)円 | 885(1,019)円 |
40代 | 1,210(1,344)円 | 1,030(1,164)円 |
50代 | 1,815(1,949)円 | 1,420(1,554)円 |
出典:チューリッヒ生命
ライフネット生命:自分への保険3
支払限度日数:60日
日額給付金:5,000円
手術給付金:入院中5万円/外来2.5万円
保険料払込期間:終身
保険料:月払い
男性 | 女性 | |
---|---|---|
20代 | 1,199円 | 1,369円 |
30代 | 1,578円 | 1,701円 |
40代 | 2,121円 | 2,034円 |
50代 | 2,892円 | 2,577円 |
出典:ライフネット生命
ソニー生命:SURE
支払限度日数:60日
日額給付金:5,000円
手術給付金:入院中5万円
先進医療給付金:なし(あり)
保険料払込期間:終身
保険料:月払い
※()先進医療特約を付帯した場合の金額
男性 | 女性 | |
---|---|---|
20代 | 1,340(1,452)円 | 1,375(1,487)円 |
30代 | 1,615(1,727)円 | 1,555(1,667)円 |
40代 | 2,040(2,152)円 | 1,795(1,907)円 |
50代 | 2,845(2,957)円 | 2,345(2,457)円 |
出典:ソニー生命
アフラック:EVER Prime
支払限度日数:60日
日額給付金:5,000円(入院10日以内だった場合10日分5万円)
三大疾病無制限入院給付金:5,000円
手術給付金:手術の種類によって5or20万円
保険料払込期間:終身
保険料:月払い
男性 | 女性 | |
---|---|---|
20代 | 1,690円(1,789) | 1,905円(2,004) |
30代 | 2,135円(2,234) | 2,320円(2,419) |
40代 | 2,820円(2,919) | 2,765円(2,864) |
50代 | 4,300円(4,399) | 3,960円(4,059) |
出典:アフラック
保険選びは保険代理店の無料相談がおすすめ
この記事では、各保険商品の基本的なシミュレーションを紹介しました。
しかし、保険選びは経済状況やライフプランなどさまざまな要因を考慮する必要があるため、個人で最適なものを選ぶのは大変です。
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