医療保険
吸引分娩での出産には医療保険が使える?保険利用時の注意点を解説!

吸引分娩における医療保険について解説

吸引分娩での出産には医療保険が使えるのか?

吸引分娩って、ちょっと特殊な出産だけど医療保険は使えるのかな?」
吸引分娩でに保険利用時の注意点を知っておきたい!」

そういった疑問にお答えするために、本記事では吸引分娩時に公的医療保険や民間の医療保険が適用されるのかどうかについて解説します。

また、吸引分娩と正常分娩の違いや、吸引分娩に備えることができる民間のおすすめ医療保険についてもご紹介。これから妊娠・出産を考えているという人はぜひ参考にしてください。

高橋朋成

年金アドバイザー / EQプロファイラー / 2級ファイナンシャルプランニング技能士

この記事の監修担当者:株式会社クロックアップ 代表取締役 高橋朋成

20年以上にわたり外資系生保や損保系生保などで、販売現場での営業スタッフの採用や実践を活かした生保販売や育成手法に携わった経験を損保代理店向けに特化してアレンジし2013年に株式会社クロックアップを設立。

業務内容は損保代理店の
専属コンシェルジュとして
① 保険営業職の人材紹介、マッチングサポート
② 損保営業マン向け生保クロスセル研修
③ 代理店M&Aマッチングサポート等
を行っている。

吸引分娩での出産には医療保険が使える?正常分娩との違い

吸引分娩での出産は医療保険が使える?吸引分娩での出産には医療保険が使えるのか?

結論からお伝えすると、吸引分娩での出産には公的・民間医療保険のどちらも基本的に使えます。ただし、例外もあるので注意しましょう。本記事ではその点についても解説を加えていきます。

2つに分類される出産

まず、分娩にはさまざまな方法があります。分類としては「正常分娩」と「異常分娩」の2種類です。本記事で取り扱う「吸引分娩」は、このうち「異常分娩」に分類される出産方法になります。

吸引分娩について簡単に解説しておくと、分娩時に母体の疲労が激しい場合や微弱陣痛で分娩の進行が止まってしまう場合、吸引を使って出産を促す方法のことです。他に鉗子(かんし)と呼ばれる器具を使った鉗子分娩という方法もありますが、近年では吸引分娩が主流です。それぞれ「異常」と名のつく分類がなされていますが、安全で速やかな分娩を目的とした分娩方法ですのでご安心ください。

一方、通常の出産は正常分娩と呼ばれます。この正常分娩での出産は病気扱いではないため、原則として公的医療保険の対象外です。しかし、吸引分娩は、正常分娩とは異なり医療処置の一部として位置づけがなされているため、公的医療保険の対象となります

また、民間の医療保険についても、吸引分娩は給付金の対象となることが多くなっています。そのため、異常分娩となるケースを想定して民間の医療保険に加入しておく人も少なくありません。

次に、吸引分娩時に利用したい公的医療保険の諸制度や手当金、民間の医療保険における給付内容について、以下で詳しく解説します。

公的医療保険によって利用できる制度や手当金

先述のように、正常分娩は公的医療保険の対象外ですが、吸引分娩は公的医療保険の対象です。そして、吸引分娩時に利用できる公的医療保険の制度は5つ存在します。

ここでは、吸引分娩を含む分娩時に利用できる制度や各種手当金の詳細を以下で解説します。

医療費負担

吸引分娩は異常分娩に分類されるため、全額自己負担ではなく、医療費の3割のみ費用を負担します。

そもそも、日本は国民皆保険制度であり、公的医療保険が非常に充実しているため、さまざまな疾病やケガで病院を受診する際、一般的な窓口負担額は3割です。公的医療保険が適用され、3割の医療費負担となる分娩方法には、吸引分娩の他に帝王切開などがあります。正常分娩で出産する予定であっても、母子へのリスクを考えて急遽、吸引分娩などの措置が取られることがあります。さまざまな事態を想定し、出産費用は多めに準備しておく必要があります。

出産手当金

会社員や公務員が出産のために仕事を休み、その間に給与の支払いを受けなかった場合は出産手当金が支給されます。支給期間は出産の日以前42日から出産の翌日以後56日目までと規定されており、出産手当金の金額は標準報酬月額を基準にして算出されます。

つまり、出産手当金は産休を取得する女性の収入減少を補う制度です。ただし、出産手当金を受け取ることができるのは勤務先の健康保険組合や協会けんぽ、共済組合に加入している会社員や公務員に限定されてます。

フリーランスなど自営業者は出産手当金を受け取ることができないため、入院が長引くなどのリスクを考え、アフラックやコープ共済、全労済など各社の医療保険に加入しておくと良いでしょう。

なお、出産手当金は受給条件を満たしている場合、分娩方法を問わず受け取ることができるため、吸引分娩でも受給可能です。

出産育児一時金

出産手当金と混同しやすい手当に、出産育児一時金があります。出産育児一時金は妊娠4ヶ月以降で出産する全ての公的医療保険加入者が支給対象です。そのため、自営業者でも出産育児一時金を受け取ることができ、通常は赤ちゃん1人につき42万円が支給されます。

なお、出産育児一時金を利用する場合は直接支払制度を利用すると良いでしょう。この直接支払制度を利用することで医療保険者から医療機関に出産育児一時金が直接支払われ、出産時に多額の費用を準備する必要がないというメリットがあります。出産前に医療機関に相談しておくと安心です。

出産育児一時金も出産手当金と同様に、分娩方法を問わずに受給できるため、吸引分娩であっても一時金を受け取ることが可能です。

高額療養費制度

長期間の入院などが原因で医療費の請求額が非常に高額になった場合、払い戻しを受けることができます。この制度を高額療養費制度といい、同一月にかかった医療費の自己負担額が高額になると、自己負担額を超えた分が後日払い戻しの対象です。

高額療養費を利用するための必要書類として健康保険高額療養費支給申請書を準備し、払い戻しを申請します。払い戻しは医療機関等から提出される診療報酬明細書などを審査されるため、実際に診察を受けた月から払い戻しまで3か月ほどかかる点には注意が必要です。吸引分娩や鉗子分娩など異常分娩によって医療費が高額になった場合は、高額療養費制度の利用を検討しましょう。

医療費控除

出産や分娩時の費用をできるだけ抑えたいと考える人は多く、その場合に利用したいのが医療費控除です。医療費控除は、その年の1月1日から12月31日までの間の医療費が一定額を超える場合に、いくらかの所得控除を受けることができる制度です。医療費控除には、自分自身の医療費だけでなく配偶者や子供の医療費も合算することができるという特徴があります。

医療費控除は必ず確定申告を利用しなければなりません。吸引分娩によって出産した場合の費用や妊婦検診代、入院費用は医療費控除が適用される項目です。一方、入院時の差額ベッド代やおむつ・ミルク代は医療費控除が適用されませんので注意しましょう。

吸引分娩時は公的医療保険が適用されるため、正常分娩時よりも自己負担額が少なくなる傾向にあるものの、出産時は何かとお金がかかるため、医療費控除をはじめ、公的医療保険におけるさまざまな制度や手当を積極的に利用しましょう。

さて、ここまでは公的医療保険の利用についてお話しました。次に民間の医療保険についてお話していきましょう。

条件次第では民間の医療保険も対象

吸引分娩時は民間の医療保険の給付対象となることが多く、その場合は給付金を請求することが可能です。また、正常分娩時の会陰切開も本来は給付対象外ですが、吸引分娩に伴う会陰切開であれば民間の医療保険が適用可能となるケースがあります。

特に、女性特有の疾病の際に手厚い給付金を受け取ることができる女性疾病特約等を付加した保険契約であれば、吸引分娩時にはある程度の給付金を受け取ることができます。

ただし、契約内容や分娩時の状況次第では民間の医療保険の適用対象外となる可能性もあります。吸引分娩で民間の医療保険が適用されなかったケースは後ほど詳しく解説しますが、全ての吸引分娩が民間の医療保険の対象と考えるのは避けましょう。

吸引分娩での民間保険利用時の注意点

吸引分娩での民間保険利用時の注意点吸引分娩での民間保険利用時には注意

先述のように、吸引分娩であっても民間の医療保険が適用されず、医療費が自費となるケースには注意が必要です。

そもそも吸引分娩は、母体と胎児の状況を踏まえて、どちらかに大きなリスクがあると医師が判断した場合に選択される分娩方法です。本来であれば、吸引分娩は異常分娩に分類されるため、公的医療保険の対象となり、その場合は民間の医療保険からも給付金を受け取ることができます。

しかし、吸引分娩を行ったにも関わらず、医師が正常分娩の範囲内だと判断すると、公的医療保険が適用されません。この場合、おのずと民間の医療保険も対象外となってしまいます。そのため、吸引分娩であっても民間の医療保険における給付金を請求できるかどうかは、医師の判断が基準となっており、診断書の内容次第であることを覚えておきましょう。

出産時も保障される女性におすすめの医療保険は?

出産時も保障される女性におすすめの医療保険は?出産に備えた女性におすすめの医療保険

出産時にも手厚い保障があり、女性に加入してもらいたい医療保険としておすすめなのが「オリックス生命の新CURE Lady(キュア・レディ)」。妊娠・出産に備えて民間の医療保険に加入する女性が増えており、特に人気を博している医療保険です。

出産時には吸引分娩などさまざまなリスクを想定しておかなければならず、しっかりと給付金を受け取ることができるかどうかも加入時に確認してく必要があります。今回は出産にも対応した女性におすすめの医療保険「オリックス生命の新CURE Lady」について以下で詳しく解説します。

オリックス生命の『新CURE Lady [キュア・レディ]』

この商品の特徴は、吸引分娩などの異常分娩に対応しており、該当した場合は入院給付金・手術給付金をダブルでもらえるという点です。

また、女性としては妊娠・出産だけではなく、乳がんや子宮がんなど女性特有の病気にもきちんと備えておきたいですよね。この「オリックス生命の新CURE Lady(キュア・レディ)」はこれらの女性特有の疾病にも上乗せの保障があるため、手厚い保障を確保できるのがメリットと言えます。

加えて、給付金の請求方法も簡単であるため、加入時だけでなく加入後も安心できる女性向けの医療保険です。更に詳しい保障内容は公式ホームページをご覧ください(下記のリンク)。

オリックス生命 新CURE Lady(キュア・レディ)

まとめ

吸引分娩は公的医療保険、民間の医療保険共に適用対象であることが多いものの、ケースによっては適用対象外となる可能性があるため、必ず確認しなければなりません。

公的医療保険における各種制度や手当を積極的に利用し、さらに必要に応じて民間の医療保険に加入することで吸引分娩時の費用に備えることができます。

オリックス生命の医療保険をはじめ、各社のプランを参考にしながら自分に合う医療保険を検討しましょう。