「そういえば、検査入院でも医療保険はつかえるのかな?」
こんなふうに、医療保険に加入している人の中には、検査入院時に保障が適用されるのか気になる人もいるでしょう。そこで本記事では、よく質問がある検査入院時の医療保険の保障について詳しく解説します。
近々検査入院を受けようか悩んでいる人や病気が気になる人は、ぜひ本記事を参考にしてください。
検査入院で医療保険は使えるか?
結論から言うと、原則として検査入院は、医療保険の適用対象外になります。ただし、実施する検査の目的によっては、医療保険の保障を利用できることもあるため、あらかじめ理解しておくことをおすすめします。
この章では、どのような目的であれば、医療保険の保障が適用されるのか確認していきましょう。
検査を目的とした入院では入院給付金などは支給対象外
検査を目的にした入院の例としては、特に症状がない状態でのがん検診や人間ドックなどが挙げられます。体の検査だけを目的に入院する場合は、医療保険の保障対象外になるため自費・健康保険で賄わなければいけません。
医者の指示による病気治療のための検査入院であればOK
健康診断の結果、体に異常が見つかった場合や体調不良などの理由で医者に検査入院を指示されたときは、医療保険の保障が適用される仕組みです。
治療を目的に検査入院が必要だと医者に指示された場合は、契約している医療保険の保障範囲内になるため、給付金などを受け取れる可能性があります。
ただし、請求できる金額や保障が適用される条件は、契約している医療保険によって異なります。保険金の支払事由についてはよく質問がありますが、保険証券や医療保険を契約した際に受け取っている約款などできちんと確認することが大切です。
そもそも検査入院とは|概要や費用を解説
検査入院とは、体に異常が見られる際や経過観察などを行う際に、医療機関に泊まり込んで検査してもらうことです。手術の準備のために医者から検査入院を勧められるケースもあります。
睡眠時無呼吸症候群やがんの疑いがあり、検査入院をする人もいるでしょう。
外来診療だと実施できない・しにくい検査をするために、入院することになる場合が多いです。
よくある質問と回答:検査入院した場合、どれくらいの支払いを請求される?
検査入院の内容にもよりますが、以下に請求される費用の例を紹介します。
- 生体検査:約1万円
- 内視鏡検査:約3,500円
- MRI検査:約~2万円
上記は検査自体にかかる費用ですが、検査入院では次のような費用も請求されるため覚えておきましょう。
- 差額ベッド代
- 食事代
- 服などのレンタル代
- 検査に使用した薬品代 など
入院には1日1~2万円ほどの費用がかかります。そのため、長期間にわたって医療機関で検査入院をする場合は、数十万円単位の請求がされるケースもめずらしくありません。
高額療養費制度を活用する方法もある
医療機関で検査入院をすると、なかなか高額な費用を請求されることがあります。しかし、医療保険が保障対象外で保険金を利用できない場合でも、健康保険の高額療養費制度を活用できるケースもあります。
高額療養費制度とは、医療機関からの請求が一定金額を超えた場合に保険金を請求できる制度です。給付額や自己負担額は、検査入院を受けた年齢や所得などの条件によって異なります。
検査入院の費用が高額になることが予想される場合は、高額療養費制度の保険金の請求方法をよく確認しておきましょう。
まとめ
医療保険は、日本生命やメットライフ生命、第一生命などいろいろな会社が取り扱っています。しかし、検査目的で検査入院をするときは、多くの場合、医療保険の保険金の支払いを受けられないため注意が必要です。
医療保険の保障対象範囲は、ひまわり生命やあいおい生命、ソニー生命などと契約した際にもらう約款に記載されています。自分の検査入院が医療保険の給付対象になるかよく分からない場合は、アフラックやあんしん生命など、保険を契約した会社に質問してみましょう。
また、保険のぷろでは、個々の状況の適したプランの提案をしているので、お気軽にお問い合わせください。