がん保険
40代におすすめのがん保険を女性・男性別に解説

40代におすすめのがん保険を女性・男性別に解説

40代におすすめのがん保険を女性・男性別に解説

40代に入ると「そろそろがん保険に加入したほうがいいの?」と考える始める方が多くなります。

「がん治療にはお金がかかる」、「がんは治療が長引く」といったイメージがあるため、十分な備えをしておきたいですよね。

しかし、さまざまながん保険が販売されているため、どれを選べばいいのか悩んでしまう方もいるでしょう。

そこで今回は、40代ががん保険に加入する必要性や、おすすめのがん保険の選び方を女性別・男性に解説していきます。

高橋朋成

年金アドバイザー / EQプロファイラー / 2級ファイナンシャルプランニング技能士

この記事の監修担当者:株式会社クロックアップ 代表取締役 高橋朋成

20年以上にわたり外資系生保や損保系生保などで、販売現場での営業スタッフの採用や実践を活かした生保販売や育成手法に携わった経験を損保代理店向けに特化してアレンジし2013年に株式会社クロックアップを設立。

業務内容は損保代理店の
専属コンシェルジュとして
① 保険営業職の人材紹介、マッチングサポート
② 損保営業マン向け生保クロスセル研修
③ 代理店M&Aマッチングサポート等
を行っている。

40代ががんにかかる確率はどのくらい?

40代ががんにかかる確率はどのくらい

40代におすすめのがん保険を紹介する前に、まずは40代男性・女性ががんに罹患する確率はどのくらいあるのかについて確認しておきましょう。

女性のがん罹患率は男性の2倍以上

40代のがん罹患率は、がん情報サービスの「全国がん罹患データ」によると、10万人あたり男性が320.9、女性が801.1という結果となっています。

女性の方が男性の2倍以上の罹患率となっているため、40代では女性の方ががん保険に加入してリスクに備える必要性が高いといえます。

では、40代の男性・女性が具体的にどの部位のがんに罹患しているのか、部位ごとの罹患率を確認していきましょう。

男性の部位別がん罹患率

40代男性の主な部位の10万人あたりのがん罹患率は以下の通りです。

部位罹患率
(10万人あたり)
全部位320.9
大腸104.4
結腸・直腸72.7
33.9
27.3
腎・尿路24.5
悪性リンパ腫18.5
甲状腺15.0

40代男性ががんに罹患する部位は、大腸、結腸・直腸、胃が多いことがわかります。

女性と比較して罹患率が低いとはいえ、まったく罹患しないという保障はないので、がん保険に加入しておくと安心でしょう。

女性のがん罹患率

40歳~49歳女性の各部位の10万人あたりのがん罹患率は以下の通りです。

部位罹患率
(10万人あたり)
全部位801.1
乳房381.7
子宮・子宮頸部・
子宮体部・卵巣
276.7
結腸・直腸57.2
大腸57.1
甲状腺48.3
25.9
23.2
悪性リンパ腫16.7

40代女性でがん罹患率が高い部位は、女性特有のがんである乳房や子宮・卵巣系で、ほかの部位と比較して圧倒的に高い罹患率となっています。

また、甲状腺がんの罹患率が男性と比較して高い点も注意すべきです。

「専業主婦だからがん保険は必要ない。」と考える方もいるかもしれませんが、専業主婦は家庭を支えるという大事な役割がありますので、少なくとも子どもが独立するまではがん保険に加入しておくと安心です

これらのことから、40代女性にはがん保険への加入をぜひおすすめしたいですが、本音をいえば40代になる前に加入しておくことをおすすめします。

【参考:がん研究センター がん情報サービス「全国がん罹患データ」】
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/dl/index.html#incidence4pref

40代ががん保険に加入する必要性

40代ががん保険に加入する必要性

40代の男性・女性のがん罹患率をご紹介しましたが、がん罹患率はそれほど高くはないため「がん保険はまだ必要ないのでは?」と思った方もいるかもしれません。

しかし、実は40代の方こそがん保険に加入する必要性がありますので、主な3つの理由についてひとつずつご説明していきます。

がんは高齢になるほど罹患率が高くなる

がん罹患率は40代のうちはそれほど高くはないといえますが、50代・60代と高齢になるにつれ徐々に高くなっていきます

参考までに、40代以降のがん罹患率を見てみましょう。

40代以降の10万人あたりのがん罹患率

年代男性女性
40代320.9801.1
50代1,073.51,256.5
60代3,271.61,891.3
70代6,121.82,706.2
80代7,764.63,501.5

40代は女性の方が男性の2倍以上のがん罹患率ですが、50代では女性の方が多いもののその差は大幅に縮小されています。

そして60代になると、男性の罹患率が急激に増加し女性の罹患率の約1.7倍になり、70代になると約2.3倍にもなります。

また、40代と60代のがん罹患率を比較すると、男性は約10.2倍に、女性は約2.4倍になっているため、男性女性共にがん保険の必要性が増しているといえます。

50代以降は保険料が高額になる

がん保険の保険料は、特に男性においていえることですが、50代・60代以降は急激に高額になることが多いです。

というのも、ご紹介したように50代以降はがん罹患率が高くなっていくため、その分保険会社の「給付金支払いリスク」が増えることになり、保険料も高額になっていくのです。

例として、アクサダイレクト生命のがん保険「がん終身」で、加入年齢によって保険料がどのくらい変わってくるのかを確認してみましょう。

男性

加入年齢保険料
(月額)
40歳3,440円
50歳5,280円
60歳8,290円
65歳9,970円

40歳でがん保険に加入した場合、保険料は月額3,440円と安い金額で済みますが、60歳で加入すると8,290円、65歳で加入すると9,970円と毎月1万円弱支払うことになり、支払い負担が大きくなってしまうことがわかります。

終身保険であれば、契約時に決まった保険料が変わらずずっと一定なので、仮に40歳で加入しておけば何歳になっても3,440円のまま値上がりすることがありません

40代はがん罹患率がそれほど高くないからとはいえ、高齢期の保険料負担のことを考えると、40代のうちにがん保険に加入しておく方が保険料を安くすることができます。

一度がんに罹患すると新規加入が難しい

がん罹患率のそれほど高くない40代のうちに、がん保険に加入することをおすすめする理由にはもうひとつあります。

それは、がん保険は一度がんに罹患してしまうと、新規加入や契約更新をすることが難しくなることです。

「40代はがんに罹患する可能性が低いからがん保険はまだ必要がない。」と思っているうちにがんに罹患してしまうと、がん保険に加入することが難しくなり、がん保障を得られない可能性が高くなってしまいます。

必要なときに必要な保障が得られなくなってしまうのは非常に残念なことです。

保険とはそもそも、「万が一のときに備えるもの」なので、まだ健康なうちにがん保険に加入して、いつがんに罹患しても保障を得られるように備えておくことが大切なのです。

がん保険への加入率や保険料の相場

がん保険への加入率や保険料の相場

40代の方ががん保険に加入する必要性について解説しましたが、では実際に40代の方のがん保険加入率はどのくらいなのでしょうか。

また、保険料の相場についても確認していきましょう。

がん保険加入率は40代がピーク

生命保険文化センターが行った「生活保障に関する調査」によると、年代別のがん保険加入率(がん特約を含む)は以下の通りとなっています。

ガン保険・ガン特約の加入率

年代男性女性
20代22.0%28.9%
30代46.3%46.5%
40代52.8%49.2%
50代46.8%43.1%
60代42.2%39.0%

【参考:生命保険文化センター「令和元年度『生活保障に関する調査』」】
https://www.jili.or.jp/research/report/pdf/r1hosho/p037-079.pdf

上表から、男性・女性ともに40代でのがん保険加入率が最も高くなっており、男性は52.8%、女性では49.2%と2人に1人は加入していることがわかります。

保険料の相場は3,000~4,000円

がん保険に加入している40代の方が、毎月いくら保険料を支払っているか気になりますが、公的な資料がないため、いくつかの保険会社の保険料を計算して相場を導き出してみます。

保険料を試算するのはいずれもネットで申込みができるがん保険で、ランキングや口コミでも人気の商品です。

がん保険別・40歳加入の場合の保険料

がん保険名男性女性
アクサダイレクト
「がん終身」
3,440円3,440円
(女性特約をつけると4,730円)
ライフネット生命がん保険
「ダブルエール」
3,307円3,523円
チューリッヒ生命
「終身ガン治療保険プレミアムZ」
3,786円3,416円
オリックス生命
がん保険
「ビリーブ」
4,335円3,176円
FWD 富士生命
「FWDがんベスト・ゴールド」
3,208円3,167円
(女性特約を付けた場合3,399円)

※がん保険によって保障項目・内容が異なるため、あくまでもひとつの目安として参考にしてください。

5つのがん保険の保険料を試算しましたが、40代のがん保険料は3,000円~4,000円が相場となっているといえます。

がん保障の選び方

がん保障の選び方

40代男性・女性ががん保険を選ぶ際には、どのような点に気を付けて選べばよいのでしょうか。

男性・女性でそれぞれがん保険で備えておきたい保障内容が異なりますので、確認していきましょう。

【男性】「がん保障」と「収入保障」が必要

40代男性は、がん保障はもちろんのこと、治療のために休業する場合の「収入保障」もつけることをおすすめします。

具体的には以下のふたつの加入方法を検討してみると良いでしょう。

  • 終身型がん保険をメインに加入する
  • 収入保障付のがん保険に加入する

ではそれぞれの加入方法についてご説明していきます。

終身型がん保険をメインに加入する

40代男性のがん罹患率はそれほど高くはありませんが、10年先20年先にがん罹患率が高くなることに備えて、健康なうちに終身型がん保険に加入しておくことをおすすめします。

すでに触れましたが、一度がんに罹患してしまうとがん保険に新規加入することがむずかしくなるためです。

がん保険には、がんと診断されたときに給付される「診断給付金(診断一時金)」が受け取れる商品が多く、診断給付金は使い道が自由なので入院費や手術費、通院時の交通費などに充てることができます。

診断給付金が手厚い終身型がん保険に加入しておくと、治療費などの心配を軽減することができます。

また、子どもが独立するまでの間、万が一に備えてより手厚い保障を付けておきたい場合は、終身型がん保険に加入しつつも、掛け捨て型がん保険で一定期間だけ保障の上乗せをする方法もあります。

収入保障付のがん保険に加入する

がん保険の中には、特約で「収入保障」を付けられる商品があります。

たとえば、ライフネット生命のがん保険「ダブルエール」のプレミアムプランでは、がん治療で収入がダウンした場合に、診断一時金の50%を最大5回まで受け取ることができます。

がん保険で診断給付金を受け取っても、入院費や治療費に充ててしまうと家族の生活費までお金を回せない可能性があります。

そういったリスクに備えるために、収入保障付がん保険に加入するというのもひとつの方法です。

【女性】女性特有のがん保障を手厚く

先にも触れましたが、40代女性は男性よりもがん罹患率が高いため、早めにがん保険に加入することをおすすめします。

乳がんや子宮がんといった女性特有のがんは、20代などの若い世代でも罹患する可能性があり、60代以降は一般的ながんの罹患率も高くなっていきます。

乳がんの罹患率は60代がピーク

乳がんの年代ごとの罹患率について、次の表をご覧ください。

乳がん罹患率(10万人あたり)

年代罹患率
20代9.4
30代96.6
40代381.7
50代443.5
60代486.8
70代454.6
80代364.0

【参考:がん研究センター がん情報サービス「全国がん罹患データ」】
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/dl/index.html#incidence4pref

乳がんは若い世代でも罹患する可能性がありますが、40代になると急激に罹患率が高くなります。

その後、50代ではさらに罹患率が高くなり、60代でピークを迎えますが、70代以降も高い罹患率が続く傾向があるため、十分な備えが必要だといえます。

「女性特約」のあるがん保険がおすすめ

がん保険の中には、「女性特約」という女性特有のがんに罹患した場合の保障を手厚くできる商品があります

もちろん、一般的ながんに罹患した際も保障を受けることができ、乳がんや子宮がんといった女性特有のがんに罹患した場合には上乗せ保障を受けることができます。

たとえば、入院給付金日額1万円でがん保険に加入した場合、一般のがんに罹患したときは日額1万円が支給され、乳がんや子宮がんなどのときは1万円が上乗せされて合計2万円が支給されることになります。

ほかにも、「医療用ウィッグ」を購入すると受け取れる給付金や、「乳房再建術」を受けたときに受け取れる給付金があるがん保険もあります。

40代女性のがん保険の選び方では、女性特有のがんに罹患した場合に手厚い保障を受けられるかどうかがポイントになります。

まとめ

40代のがん罹患率はまだそれほど高くはないとはいえ、50代や60代になるにつれ徐々に罹患率が高くなっていきます。

そのため、健康なうちにがん保険に加入し十分な保障を付けておくことが必要になります。

40代男性は終身型がん保険でできれば収入保障の付いた商品を、40代女性は女性特有のがんへの保障が手厚いがん保険を選ぶと良いでしょう。