がん保険
30代におすすめのがん保険

30代におすすめのがん保険

30代におすすめのがん保険

30代になると「そろそろがん保険に加入したほうがいいの?」といった疑問を持つ方もいるでしょう。

30代といった若いうちは、がんに罹患するというイメージはしづらいかもしれませんが、可能性はゼロではありません。

そこでは今回は、30代の方にがん保険は必要なのか、がん保険に加入するとどのような保障が受けられるのか、がん保険の選び方などについて解説していきます。

高橋朋成

年金アドバイザー / EQプロファイラー / 2級ファイナンシャルプランニング技能士

この記事の監修担当者:株式会社クロックアップ 代表取締役 高橋朋成

20年以上にわたり外資系生保や損保系生保などで、販売現場での営業スタッフの採用や実践を活かした生保販売や育成手法に携わった経験を損保代理店向けに特化してアレンジし2013年に株式会社クロックアップを設立。

業務内容は損保代理店の
専属コンシェルジュとして
① 保険営業職の人材紹介、マッチングサポート
② 損保営業マン向け生保クロスセル研修
③ 代理店M&Aマッチングサポート等
を行っている。

30代にがん保険は必要?

30代にがん保険は必要

30代の方はがん保険に加入する必要性があるのかどうかについて、「30代のがん罹患率」や「がん保険加入率」を確認して検討してみましょう。

30代のがん罹患率

まずは、30代の方ががんに罹患するリスクはどのくらいあるのかについて解説していきます。

現在の年齢別のがん罹患リスクを男性・女性別にまとめましたので、下表をご覧ください。

男性

現在の
年齢
10年後
20年後
30年後
40年後
50年後
60年後
70年後
80年後
0歳0.2%0.3%0.6%1.2%2.7%7.8%21.9%43.6%
10歳0.1%0.4%1.0%2.6%7.7%21.9%43.6%
20歳0.3%0.9%2.5%7.6%21.8%43.6%
30歳0.6%2.2%7.4%21.7%43.7%
40歳1.6%6.9%21.3%43.6%

現在20歳の男性が10年後にがんに罹患する確率は0.3%、20年後にがんに罹患する確率は0.9%です。

また、現在30歳の男性が10年後にがんに罹患する確率は0.6%という結果が出ています。

では、30代のがん罹患率はどのくらいかというと、現在0歳の場合の30年後のがん罹患率が0.6%、40年後のがん罹患率が1.2%であることから、30代男性のがん罹患率は0.6%~1.2%ということがわかります。

0.6%~1.2%というと、それほど高い確率には思えないかもしれませんが、表からもわかる通り、がんは高齢になるほど罹患率が高くなっていきます

そのため、30代といった若いうちから加入し備えておくことが必要なのです。

では次に女性についても確認していきましょう。

女性

現在の
年齢
10年後
20年後
30年後
40年後
50年後
60年後
70年後
80年後
0歳0.1%0.3%0.7%2.3%6.3%12.4%21.2%32.8%
10歳0.1%0.6%2.1%6.2%12.3%21.1%32.8%
20歳0.4%2.0%6.0%12.2%21.1%32.7%
30歳1.6%5.6%11.8%20.7%32.5%
40歳4.1%10.4%19.5%31.5%

男性と同様に確認すると、現在20歳女性の10年後のがん罹患率は0.4%、20年後の罹患率は2.0%です。

また、現在30歳女性の10年後のがん罹患率は1.6%となっています。

そして、30代女性のがん罹患率は0.7%~2.3%という結果であることがわかります。

女性の方が罹患率が高い

男性と女性のがん罹患率のデータを比較すると、女性の方ががん罹患率が高くなっています。

これは、乳がんや子宮がんといった女性特有のがんは20代30代の若い女性でも罹患することがあるためで、女性は男性よりも早めにがん保険への加入を検討する必要があるといえます

【参考:国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター「最新がん統計」】
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html

30代のがん保険加入率

30代のがん罹患率から、高齢期のがん罹患リスクに備えて早めにがん保険に加入することが必要ということがわかりましたが、実際に30代の方はどのくらいがん保険に加入しているのでしょうか。

がん保険への年代別の加入率をまとめましたので下表をご覧ください。

年代別男性女性全体
18~19歳4.77.76.1
20代22.028.925.4
30代46.346.546.4
40代52.849.250.8
50代46.843.144.7
60代42.239.040.3

【参考:生命保険文化センターの令和元年度「生活保障に関する調査」】
https://www.jili.or.jp/research/report/chousa_r1st_1.html

20代のがん保険加入率は全体の25.4%にとどまっていますが、30代になると46.4%と約半数の方ががん保険に加入していることがわかります。

また、全世代を通してみると、30代から急激に加入率が上昇し、40代でピークを迎えて50代以降減少していきます。

このことから、30代になるとがんへの備えを考え出す方が多く、同時にがん保険への加入を検討する方が増えていると考えられます

がん保険の種類や保障内容

がん保険の種類や保障内容

ではここで、がん保険に加入するとどのような保障を受けることができるのか、がん保険の主な種類や保障内容について解説していきます。

がん保険は「がん」専用の保険

がん保険はがんに特化した保障となっているため、がん以外の病気については保障対象外となっています。

よく医療保険と比較されることが多いですが、医療保険はがんを含む幅広い病気を保障対象としている点が、がん保険と大きく異なります。

がん保険は、医療保険よりも保険料が安いというメリットがあり、がんに備えたい方に選ばれています。

先ほどのがん保険加入率でも確認したように、30代以降になるとがん保険への関心が高まるといえます。

終身型と定期型がある

がん保険は保障期間によって、「終身型がん保険」と「定期型がん保険」に分けることができます。

終身型がん保険は、その名の通り一生涯のがん保障が得られるもので、保険料は定期型がん保険よりも高額になる傾向がありますが、一定額のまま上がることがないため、計画的に支払うことができます。

一方、定期型がん保険は、10年や20年といった一定期間のがん保障が得られるもので、保険料は終身型がん保険よりも安くなりますが、更新のたびに年齢に応じた保険料に計算されるため、高額になっていきます。

30代の方にとっては、終身型と定期型のがん保険のどちらに加入すれば良いのか迷ってしまうかもしれませんが、以下の理由から終身型がん保険を検討することをおすすめします。

終身型がん保険がおすすめな理由

定期型がん保険は、30代といった若いうちは保険料が安くお得感がありますが、更新のたびに保険料が値上がりし、50代や60代に更新するときには保険料が1万円程度になるがん保険もあります。

しかし、終身型がん保険は、30代のような若いうちは保険料の支払いが若干負担になるかもしれませんが、高齢期になっても保険料は変わらず一定なので、安い保険料のまま一生涯の保障を得ることができるのです

また、がん保険は一般的に、一度がんに罹患してしまうと新規加入や契約更新をするのは難しくなります

そのため、定期型がん保険に加入した方が途中でがんに罹患してしまうと、保障期間満了時に更新することができなくなってしまう可能性があります。

こういったリスクを避けるためにも、30代の方にも終身型がん保険が必要といえます。

がん保険の主な保障内容

がん保険では、さまざまな給付金を受け取ることができますので、主な保障内容についてご紹介していきます。

診断給付金

診断給付金

診断給付金(診断一時金)は、がんと診断確定されたときに受け取れる一時金です。

がんと診断されたときは心身ともに不安定になるうえ、30代といった若い方はまだ貯蓄も十分な金額があるとは限らないため、まとまったお金が受け取れると治療費の心配だけでも軽減することができます。

診断給付金は1回のみ受け取れるタイプと、複数回受け取れるタイプがありますが、30代の方におすすめなのは複数回受け取れるがん保険です。

というのも、がんは再発や転移の可能性があるため、罹患するのは1回のみとは限らないからです

仮に30代で罹患して一度完治しても、数年後や数十年後にまた罹患する可能性は否定できないため、何度でも受け取れるがん保険に加入しておくと安心です。

診断給付金は、一般的に50万円~200万円の間で設定されることが多いですが、高額になるほど保険料も高額になりますのでご注意ください。

入院給付金

入院給付金は、がん治療のために入院したときに、入院日数に応じて受け取ることができる給付金です。

医療保険では支払日数の上限が決められているのに対し、がん保険の入院給付金には、1入院あたりの支払日数および通算支払日数に制限が設けられていないため、入院が長期間に及んだ場合でも入院日数分の給付金を受け取ることができるのです。

入院給付金の額は、一般的に5,000円~1万円といった金額で設定されることが多く、また、実損填補型のがん保険であれば、実際にがん治療にかかった費用を受け取ることができます。

最近のがん治療は、入院よりも通院による治療がメインとなりつつありますが、それでも入院する可能性は十分にあるため、30代の方も入院給付金について備えておくと良いでしょう

手術給付金

手術給付金は、がん治療のために手術を受けた場合に受け取ることができる給付金で、がん保険によっては入院を伴う手術だけでなく、入院を伴わない日帰り手術の場合でも保障対象としている商品があります。

手術給付金の額は、手術の種類ごとに「入院給付金日額の10倍、20倍、40倍」といったように設定されているがん保険が多いですが、実損填補型のがん保険の場合は、手術にかかった費用の実額分が支払われることになります。

通院給付金

がん治療のために入院し、退院した後も通院による治療を受けることが多いですが、その通院日数に応じて受け取れる給付金を通院給付金といいます。

また、最近は入院を伴わない通院にも保障が適用されるがん保険もあり、30代の方がこれから加入するのであれば、こういった保障内容のがん保険がおすすめです。

さらに、通院給付金でも実損填補型のがん保険があり、通院治療にかかった費用を保障してもらうことができます。

医療技術の発達とともに、今後ますます通院での治療がメインとなる可能性もあるため、現在30代の方のがん保険選びでは、通院保障の手厚さがポイントになるといえます。

先進医療給付金

がん治療では、高度な医療技術を要する先進医療による治療を受けることができますが、先進医療は公的医療保険の対象外なので、治療費は全額自己負担となります。

先進医療の種類によっては数百万円もかかるケースもあるため、30代の方が自己負担するとなると大きな負担となってしまいます。

しかし、がん保険に先進医療特約を付けることで、先進医療給付金としてかかった治療費を受け取ることができます。

一般的に、特約として付けることがほとんどで、保険料も高額ではないことから30代の方のがん保険にも付け加えておくと安心です。

放射線治療給付金、抗がん剤治療・ホルモン剤治療給付金

がん治療のために、保険会社が定める放射線治療や抗がん剤治療、ホルモン剤治療を受けた場合に受け取れる給付金です。

一般的に、治療を受けた月ごとに5万円や10万円といった金額が受け取ることができます。

30代のがん保障の選び方

30代のがん保障の選び方

30代の方のがん保険の選び方について、女性と男性に分けて確認していきましょう。

30代女性におすすめのがん保険

30代女性のがん保険選びのポイントは、女性特有のがんに罹患した場合の保障が手厚いかどうかです。

がん保険の中には、「女性特約」などの特約を付けられる商品があり、乳がんや子宮がんなどの女性特有のがんに罹患し入院や手術、治療を受けた場合に給付金を受け取ることができます。

また、30代の女性が乳がんに罹患した場合は、乳房再建手術を受ける方が多いと思いますが、がん保険によっては乳房再建手術給付金を受け取れるものもあります。

終身型がおすすめだが家計費とのバランスも大事

30代女性の方には、終身型がん保険に加入し、若いうちから一生涯のがん保障を得ることをおすすめします。

しかし、30代既婚女性の場合は、ご自身のがん保険にまで費用を充てることが難しいかもしれません。

その場合は、終身型ではなく定期型がん保険に加入し、子どもが独立するまで、もしくはご自身が60代になるくらいまでは保障を付けておくと安心です。

一方、独身の方は、ぜひ早めに終身型がん保険に加入することをおすすめします。

30代男性におすすめのがん保険

30代男性は、独身か既婚かによってがん保険の選び方が異なります。

30代既婚男性の場合

30代既婚男性は、ご自身に万が一のことがあった場合、家族の生活のことを第一に考える必要があるため、生命保険(死亡保険)への加入が優先されます。

しかし、がんへの備えも大切なので、できれば終身型がん保険に加入できると安心ですが、保険料の負担が大きい場合は、定期型がん保険に加入しても良いでしょう。

ただし、男性の場合、保険料が60代から急激に高額になるがん保険が多いため、遅くても50代のうちに終身型がん保険への加入を検討することをおすすめします

30代独身男性の場合

30代独身男性の場合は、万が一のことがあった場合の家族の生活費を考える必要性が既婚男性よりは少ないと考えられるため、ご自身の保障をメインに考えて、終身型がん保険に加入することをおすすめします。

30代男性であれば終身型がん保険でも3,000円~5,000円程で加入できる商品が多く、このままの金額で上がることがないため、高齢になっても支払い負担が大きくならずに済みます

まとめ

30代の方のがん罹患率はまだ高いとはいえませんが、今後年齢とともに罹患率が高くなっていくことを考えると、早めにがん保険に加入し備えておくことが大切です。

終身型がん保険に加入し、一生涯の保障を得ておけると安心ですが、保険料と家計費とのバランスを考えて、子どもが独立するまでは定期型がん保険に加入して、少ない掛け金で十分な保障を得ておくのもひとつの方法です。

ただし、がんに一度罹患してしまうと新規加入や契約更新ができなくなる可能性があるため、できるだけ終身型がん保険に加入することをおすすめします。