保険商品の中には、特定のクレジットカードの加入者のみを対象にしている商品もあります。一般的な保険よりも割安な保険料で加入できるため加入者も多く、エポスカードのエポラクがんサポートのその内の1つです。
そこで今回はエポスカードの会員向けがん保険であるエポラクがんサポートについて解説します。保障内容に加えて、加入前に知っておきたい4つのポイントもご紹介しますので、本記事を参考にしながらエポラクがんサポートへの加入を検討しましょう。
エポラクがんサポートってなに?
キャッシュレス決済が普及し、さらにオンラインサイトでの買い物をする人も増えており、クレジットカードは多くの人が持っていることでしょう。
丸井グループのカードであるエポスカードは入会金・年会費が永年無料で、余計なコストをかけずに持てるクレジットカードとして定評があります。エポスカードの会員向け特典としてがん保険に加入することができ、このがん保険が「エポラクがんサポート」です。
インターネット上で見積もり・申し込みが可能で、契約時の負担が軽く加入しやすいという特徴があります。さらに、保険料をエポスカードで支払うとエポスポイントが貯まるため、がんへの備えを確保しつつ、お得にポイントも貯めることが可能です。
なお、エポラクがんサポートは持病があっても加入できますが、過去に上皮内がんを含むがんや悪性腫瘍にかかったことがある場合、もしくは現在医師からがん検査を指示されている場合は加入できないため注意が必要です。
エポスカードのがん保険は40歳までならおすすめ
エポスカードの会員限定保険であるエポラクがんサポートは、がんへのさまざまな備えを確保できる保険です。特に、割安な保険料で加入できる点は大きなメリットであり、例えば保障が一番充実しているプライムプランの場合、20~24歳であれば月々550円で加入可能です。
そのため、できるだけ保険料としての支出を抑えたい方には最適ながん保険といえるでしょう。
なお、エポラクがんサポートへの加入は40歳までを目安と考えると良いでしょう。40歳以降は保険料負担が大きくなるため、クレジットカード会員限定の保険よりも通常のがん保険への加入がおすすめです。
年代別のがん保険の選び方については、以下をご参照ください。
関連:がん保険の正しい選び方をプロが解説!自分に合った保険選びの最高の手順
エポスカードのがん保険「エポラクがんサポート」の保障内容
がん保険はさまざまな保険会社から販売されており、「どのがん保険がいいかわからない」「エポラクがんサポートってどのようながんを対象にしているの?」といった疑問を抱く人も少なくありません。
クレジットカードの会員限定のがん保険であり、簡単に加入できるエポラクがんサポートの保障内容は以下の通りです。
選べる5つのプラン
エポラクがんサポートには、診断一時金・入院や手術保険金といった保障がついており、保障内容の手厚さに応じて5つのプランから希望するプランを選択できます。
ベーシックプランであるレギュラープランをはじめ、スタンダードプランやプライムプランなどが用意されています。
年齢に応じた保険料もホームページ上で確認できるため、加入前にどのプランが良いかじっくりと決めることができるのもエポラクがんサポートの特徴です。
嬉しい通院保障付き
がん治療を目的に入院し、退院後180日以内の通院には通院保険金が支払われます。支払い日数は45日に制限されているものの、昨今は通院でのがん治療も増えてきていることを考えると、通院保障が付加されている点は非常に嬉しいポイントです。
複数回のがん治療もしっかり保障対象
がんは再発することもあり、年単位での治療が必要となるケースが多々あります。エポスカードのがん保険なら、がんが治癒してから2年経過後の再発でも保障を満額受けることができます。そのため、がんの再発が心配という人には最適な保障といえるでしょう。
押さえておきたい4つのポイント
5つのプランが用意され、ニーズに応じたプランを選択できるエポラクがんサポートは、若年層の保険料が安いなど加入前に理解しておきたいポイントがいくつかあります。
ここではエポラクがんサポートの4つのポイントを解説します。
若いうちの保険料はかなり安い
エポラクがんサポートの特徴として、若年層の保険料が非常に安いという点が挙げられます。その理由として、この保険はエポスカードの会員のみを対象にしており、保険料の割引が生じる団体保険扱いとされている点があります。
さらに、保険料の支払い方法はクレジットカード払いに限定しているため、さまざまな事務処理が簡素化することができるため保険料が安くなっています。
ただし、年齢が上がるにつれてがんに罹患するリスクも高くなることから、他のがん保険と同様、特に40代以降の保険料は高くなっている点には注意しましょう。
更新は1年ごと
保険期間は1年ごとで、毎年更新することで保障を継続することができます。なお、更新は自動更新ですので解約を申し出ない限り保障を持ち続けることができます。
プラン内容が明確で迷うことがない
先述の通り、エポスカードのエポラクがんサポートには5つのプランが用意されています。特約はないため、プラン内容を変更することはできません。しかし、5つのうちいずれかのプランを選ぶだけで加入することができるので、どの保障が必要なのかなどと申し込み時に迷うことはありません。
入院を伴わない手術や放射線治療も保障対象
昨今は、がんの治療であっても入院せず通院がメインとなる場合も少なくありません。がん保険の中には、入院しなければ給付金を受け取れないなどといった受け取り要件を設定している保険もあります。
エポラクがんサポートは、がん手術保険金やがん放射線治療保険金は入院しなくても保障の対象です。なお、がん診断給付金は、医師によりがんと診断された場合に受け取ることができるため、入院の有無は問いません。
つまり、エポラクがんサポートは近年の医療トレンドに応じた保障を確保することができ、がん治療の実態に即した保障になっています。
【要注意】エポラクがんサポートの無視できないデメリット
エポラクがんサポートは、保険料や安いなど多くのメリットがある一方、デメリットもあるため確認しておくことが大切です。以下でエポラクがんサポートのデメリットを解説します。
40歳以降の保険料が高い
エポラクがんサポートは、若年層の保険料の安さが魅力ですが、中高年の保険料は高くなる傾向があります。特に40歳以上の保険料は、プランによっては高額になることもある点には注意が必要です。
例として、50~54歳の保険料を見ると、保障が一番充実しているプライムプランでは月額7,940円もの保険料になります。年齢ごとのがんの罹患リスクを確認した上で、保障の大きさは適宜見直すと良いでしょう。
保険料は5歳刻みのため年齢によっては割高になる
保険料は性別と年齢によって算出されます。一般的ながん保険は、1歳ごとに異なる保険料が設定されています。しかし、エポスカードのエポラクがんサポートの場合、保険料が5歳刻みに設定されているという点にも注意が必要です。
5歳刻みに設定されている保険料は、一見お得に見えるものの、年齢によっては割高な保険料になってしまいます。例えば30~34歳で考えてみると、保険料は一般的に年齢区分の真ん中である32歳の保険料を基準に算出されます。
そのため、33歳・34歳の人の場合、32歳の保険料で加入でき、よりお得に加入できると考えることができます。一方、30歳・31歳の人の場合、本来はもう少し安い保険料で加入できるものの、32歳の保険料を支払って加入することになるため、若干割高な加入になってしまう可能性がある点には気を付けましょう。
エポスカードの解約と同時に保障も消滅する
年齢を重ねるにつれて、がんに罹患するリスクも上昇するといわれています。そのため、がん保険は一生涯の終身タイプか、もしくは保険期間を60歳や80歳などとできるだけ長い期間とすることが一般的です。
しかし、エポラクがんサポートは、エポスカードの会員のみ加入できる保険ですので、エポスカード自体を解約すると保障も一緒に消滅します。
クレジットカード付帯の各種保険は、保険料が割安なため気軽に加入できるのが特徴です。しかし、あくまでもクレジットカードの利用期間だけしか保障を持つことができないという点には注意しなければなりません。
ライフスタイルや好みが変化することで、年齢と共に利用するクレジットカードも変わる可能性があることを考慮した上で加入しましょう。
まとめ
エポスカードの会員を対象としたエポラクがんサポートは、通院保障が付加され、保障の充実度合いに応じて5つのプランから選ぶことができます。一般的ながん保険よりも割安な保険料で加入できる一方、40歳以上は保険料負担が大きくなる傾向があるため注意が必要です。
エポスカードは年会費や入会費がかからず、低コストで持つことができます。この機会にエポスカードを利用し、エポラクがんサポートへの加入を検討しましょう。