1年更新のがん保険は存在するのか?定期型保険を調査してみた

1年で更新するがん保険を徹底解説

1年更新のがん保険は存在するのか?定期型保険を調査してみた

がん保険

1年更新のがん保険は存在するのでしょうか?あったとしたら、どんな保障内容なのか興味がありますよね。

そこで、本記事では1年更新のがん保険について下記の内容に絞って解説します。

  • 1年更新のがん保険は存在するのか?
  • 将来性はあるのか?
  • 1年更新のがん保険を選ぶ価値があるのか?

1年更新のがん保険についてお調べの方はぜひ続く内容をご覧ください。

高橋朋成

年金アドバイザー / EQプロファイラー / 2級ファイナンシャルプランニング技能士

この記事の監修担当者:株式会社クロックアップ 代表取締役 高橋朋成

20年以上にわたり外資系生保や損保系生保などで、販売現場での営業スタッフの採用や実践を活かした生保販売や育成手法に携わった経験を損保代理店向けに特化してアレンジし2013年に株式会社クロックアップを設立。

業務内容は損保代理店の
専属コンシェルジュとして
① 保険営業職の人材紹介、マッチングサポート
② 損保営業マン向け生保クロスセル研修
③ 代理店M&Aマッチングサポート等
を行っている。

1年更新のがん保険はあるの?

1年更新のがん保険はあるの?

がん保険などの保険商品には契約期間が設定されているものがありますが、1年更新のがん保険は1つだけ存在します(2021年8月現在)。それは、JustInCaseが販売する「わりかん がん保険」です。

「わりかん がん保険」はがん診断一時金や死亡保険金などの保障がありながら、保険料がワンコインであるため金銭的な負担がかなり軽減されるでしょう。

JustInCaseのワンコインがん保険をもっと詳しく知りたい方は、以下記事を参照ください。

ワンコインで加入できるJustInCaseの「わりかん がん保険」を解説!

更新型の保険料は基本的に値上がりしていく

契約期間が短い定期型であれば、比較的保険料がお手頃で、その年のライフスタイルなどにあわせて保障内容の見直しができるメリットがあります。

一方で、がん保険は契約を更新するときの被保険者の年齢をもとに保険料が決まる仕組みです。そのため、1年という短い期間で契約を更新するタイプのがん保険だと、だんだんと保険料が値上がりしていくことはデメリットとして挙げられます。

ただし、これはがん保険を取り扱う保険会社の条件によって異なります。1年の更新ごとに保険料が上がるタイプのがん保険があれば、5年ごとに金額がアップする仕組みのものも存在するため契約前によく確認することが大切です。

よくある契約期間は10年

ちなみに、定期型のがん保険でよくある契約期間は10年です。従来は、1年ごとに更新するがん保険は存在しませんでした。

この背景には、がん保険に加入する人のニーズが時代とともに変化してきたことが挙げられます。

一般に、がん保険の契約期間が長くなれば、保険金の将来的な価値が不透明になります。がん保険を契約している数十年の間に市場が大きく変化したり、物価が急激に変動していたりする可能性が考えられるでしょう。

こうした状況下で、契約期間が長いがん保険ではなく、短いスパンで保障内容を見直せるがん保険に注目する人が出てきたと考えられます。そして、保険会社は市場のニーズに答えるため、1年更新のがん保険の提供を開始したと推測されます。

保険会社としては、加入者に1年ごとにがん保険の保障内容を見直されるのは不都合であったことも考えられるでしょう。

今後はどう?

新型コロナウイルスの影響もあり、いつにもまして「世の中の動きは読めない」と考えている人が多いと予想されます。

そのため、契約期間が長い終身型のがん保険に加入することよりも、お手頃な保険料で給付金・保険金などの保障が得られる定期型のがん保険に注目する人が増えるでしょう。

これに伴って、1年更新のがん保険のニーズが高まることが予想されます。

前述の通り、保険は加入者のニーズにあわせて絶えず条件や保障内容などが変化していくものです。現に、従来は1年更新のがん保険は存在しませんでしたが、時代の変化にあわせて保険期間が1年のものが出てきました。

今後、1年更新のがん保険が増えていくことも考えられるため、その際は随時記事の内容を更新していきます。

※クーリングオフできないことに注意

メリットの多い1年更新のがん保険ですが、クーリングオフできないことに注意しましょう。本来がん保険はクーリングオフができるものです。しかし、1年更新のがん保険の場合、契約期間が短いことが理由でクーリングオフの対象外となっています。

がん保険のクーリングオフについては、別記事の「がん保険はクーリングオフできるのか?」で解説しているので、気になる方はそちらもご覧ください。

定期型を選ぶのが正しいのか?

定期型を選ぶのが正しいのか?

1年更新など、契約期間があらかじめ決められた定期型のがん保険には終身型にはないメリットがあります。一方で、終身型の方にはないデメリットもあり、場合によっては一生涯にわたる保障が得られるがん保険を契約した方が良いケースもあります。

例えば、年齢が若くて生活に変化がある人は、終身型のがん保険よりも1年更新や10年更新などの定期型を選ぶ方が好ましいでしょう。

なぜなら、年齢が若いと結婚や子育てなどでライフスタイルが大きく変わる可能性があり、その都度必要な保障内容に違いが出ることが考えられるからです。

こうした場合は、1年更新のがん保険・特約を契約することで定期的に保障内容の見直しが可能です。更新のタイミングで本当に自分に必要な保障を考えるきっかけになり、結果的にがん保険の保険料が安くなるメリットにもつながります。

変化に対応して見直しをしていこう

家族構成や自身の健康リスク、世の中の医療技術は年齢を重ねるごとに変化していきます。がん保険の更新ごとに必要な保障や保険金の額を合わせていけば、無駄な保険料が減って金銭的な負担が減るのがポイントです。

そういう意味では、1年更新のがん保険があったほうがいいかもしれません。しかし、忙しい毎日を送る中で毎年がん保険の補償内容を見直すのは手間がかかります。これをデメリットと感じる人は、10年程度の定期型がん保険を選択したり、貯蓄性がある終身型のがん保険を契約したりなどの選び方を検討した方が良いでしょう。

1年更新のがん保険についてまとめ

さて、まとめになりますが、ここまで1年更新のがん保険が存在することをお伝えしました。従来は1年更新のがん保険は存在しませんでしたが、市場のニーズの変化に伴って誕生したものです。

契約期間が長い定期型のがん保険や終身型のものと比べると、1年更新のがん保険は短いスパンで保障内容の見直しができる点で勝っています。

特に年齢が若くライフスタイルが変化しやすい人におすすめなので、1年更新のがん保険に加入に興味のある方はぜひ次の記事もご覧になってみてください。

ワンコインのがん保険「わりかん がん保険」を徹底解説!

また、今後、1年更新のがん保険に注目する人が増え、いろいろな保険会社で提供が開始される可能性はあるので、その際は随時情報を追加します。

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