【20代必見!】おすすめの医療保険や男女別の平均保険料などを解説

20代に医療保険は必要?平均保険料やおすすめの医療保険を紹介

医療保険

病気やけがになったとき、医療費や入院費の負担を軽減できる医療保険

ただ、20代は病気やけがのリスクが低いと言われるため、医療保険の必要性を感じない方もいらっしゃいますよね。

しかし、実は20代の方こそ、医療保険へ加入したほうが良い理由があります。

そうなると、どの医療保険に加入すべきか、20代の自分におすすめの医療保険もセットで知っておきたいですよね。

そこで、20代の方が医療保険に加入すべき理由やおすすめの医療保険を解説します。

また、医療保険の選び方や、平均的な保険料の値段など、20代の方が気になるデータもご紹介。

どの医療保険に加入したら良いかわからない20代の方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

高橋朋成

年金アドバイザー / EQプロファイラー / 2級ファイナンシャルプランニング技能士

この記事の監修担当者:株式会社クロックアップ 代表取締役 高橋朋成

20年以上にわたり外資系生保や損保系生保などで、販売現場での営業スタッフの採用や実践を活かした生保販売や育成手法に携わった経験を損保代理店向けに特化してアレンジし2013年に株式会社クロックアップを設立。

業務内容は損保代理店の
専属コンシェルジュとして
① 保険営業職の人材紹介、マッチングサポート
② 損保営業マン向け生保クロスセル研修
③ 代理店M&Aマッチングサポート等
を行っている。

20代に医療保険は必要?加入すべき理由を解説

20代に医療保険は必要?加入すべき理由を解説

20代のうちは健康だから、医療保険はいらない。」

このように、医療保険は不要と考えている20代の方も多いのではないでしょうか。

実は医療保険は、独身・既婚や男性・女性関係なく、全ての20代の方が加入すべき保険といえます。

「なぜ、20代医療保険に入るべきなのか」、その理由を解説していきましょう。

ケガや病気に伴う治療費・入院費は意外と高額

ケガや病気に伴う治療費・入院費は意外と高額

就職して間もない20代の方は、収入が少なかったり、十分な貯蓄がなかったりする方も多いはず。

そんな20代の方が、入院や治療が必要になるほど大きなけがや病気になった場合、以下の費用を負担しなければなりません。

  • 治療費
  • 差額ベッド代
  • 食費
  • 交通費(見舞いに来る家族の交通費を含む)
  • 日用品

一部費用は、国民健康保険や健康保険、高額療養費制度等の公的な保障で負担を減らすことができます。

しかし、公的な保障では、全ての費用をカバーすることはできません。

カバーできない分は、自己負担になってしまいます。

ここで、生命保険文化センターが実施した「令和元年度 生活保障に関する調査」を見てみましょう。

1日あたりの入院費の自己負担額の平均は23,300円。

この調査対象には「公的保障を利用した後の自己負担額」も含まれます。

仮に、病気で30日間入院した場合、23,300×30=699,900。

自己負担額は約70万円にものぼります。

そんなときに民間の医療保険に加入していたら、病気やけがに伴う出費を、入院給付金や手術給付金によって負担を少なくすることが可能。

20代で病気やけがになっても、経済的な不安から解消され、安心して治療に専念したり、社会復帰の準備ができるでしょう。

したがって、貯蓄や収入が少ない20代の方こそ医療保険に加入し、万が一の事態に備える必要があります

妊娠・出産中の想定外のトラブルに備えられる

妊娠・出産中の想定外のトラブルに備えられる

こちらは女性限定の話ですが、妊娠や出産に伴うリスクに備えたいという20代の女性にも、医療保険は必要です。

ここで女性の入院理由ランキングのデータ見てみましょう。

20代女性の入院理由第1位は、「妊娠・分娩・産褥(さんじょく)」。

第2位の「精神、および行動の障害」に対して、圧倒的な入院数となっています。

厚生労働省「平成29年患者調査」を参考

なぜ入院理由第1位に妊娠・分娩・産褥(さんじょく)」が入るかというと、妊娠中は妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病、切迫早産などの想定外のリスクが高まるからです。

このような理由から、特に20代女性には医療保険の加入をおすすめしています。

医療保険に加入していれば、仮に妊娠中に不測の事態が発生しても、手術や入院に伴う費用を給付金でまかなうことができます。

また、帝王切開に伴う入院や手術も保障の対象です

吸引分娩などのいわゆる通常の分娩方法とは違う出産となった場合にも、保険金をもらうことも可能です。

(対象外となる場合もありますが、詳しくは「吸引分娩での出産には医療保険が使える?保険利用時の注意点を解説!

という関連記事をご覧ください。)

このように、20代にとって医療保険に加入するメリットは大きいのです。

独身・既婚に関わらず、不測の入院・手術や妊娠・出産に備えたい20代の方は、早めの医療保険加入がおすすめ.

さて、ここまで20代医療保険に加入する必要性について解説しました。

医療保険に加入したほうがいいかも」と感じていただけたでしょうか。

ただ、

  • 実際どれくらいの人が加入しているのか
  • 加入したら平均でいくら保険料を支払うのか

といったことも気になりますよね。

そこで、次に20代医療保険にまつわる各種統計データで目安を把握しましょう。

医療保険にまつわる各種データを見よう

医療保険にまつわる各種データを見よう

早速20代医療保険にまつわる各種統計データを見てみましょう。

まずは、20代医療保険への加入率からご紹介します。

20代の加入率

20代の加入率

20代の医療保険加入率を男性女性別に表にまとめました。

性別 男性 女性
加入率 44.9% 51.3%

上記のデータによると、20代の方は約半数の人が医療保険に加入していることがわかります。

20代男性の加入率よりも20代女性の加入率のほうが高いのは、前述した妊娠・出産に備えたときのメリットが大きいからですね。

ちなみに、30代では約70%の人が医療保険に加入しています。

20代で約半数、30代で70%が加入しているということは、それだけ医療保険が必要とされているという結果でもありますね。

さて、20代医療保険に加入した場合の保険料の平均金額は、いくら程度なのでしょうか?

20代の月々の平均保険料を見ていきましょう。

20代の平均保険料(月額)

20代の平均保険料(月額)

下記が、20代男性時性別の医療保険の平均保険料(月額)です。

性別 男性 女性
平均保険料(月額) 12,250円 9,500円

公益財団法人生命保険文化センター「令和元年度 生活保障に関する調査」より

このデータを見た20代の知人は「みんな結構保険料を支払ってるな…。」と驚いていました。

あなたにとっても、意外なデータかもしれません。

ただ、上記は医療保険の他に生命保険なども含まれた20代の平均保険料です。

医療保険のみのデータがありませんでしたので、こちらのデータを引用してみました。

そのため、医療保険のみに絞ると、もっと平均保険料は安いということが考えられます。

実際に月々1,000円代の保険料で加入できる医療保険も存在します。

このように、医療保険単体での負担はそこまで大きくありません。

なるべく早い、20代のうちに医療保険に加入し、不測の出費に備えるようにしましょう。

20代にふさわしい医療保険の選び方

20代にふさわしい医療保険の選び方

医療保険には、加入時に入院給付金や支払い限度日数など、自由に選べる項目があります

しかし20代の方には、これらの項目の選び方がわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

選び方によっては、保障内容が不十分になったり、保険料の金額が高くなったりする恐れも。

そこで20代の方が医療保険に加入するときのポイントを説明します。

入院給付金は日額5,000円以上を選択する

入院給付金は日額5,000円以上を選択する

入院給付金とは、病気やけがの治療で入院したときに支給される給付金のこと。

医療保険に加入する際、入院1日あたりの入院給付金の金額を選択できます。

具体的には、入院1日あたり3,000円・5,000円・10,000円などから選択可能。

入院給付金の金額が高いほど、保険料が値上がりします。

そのため、入院したら給付金がいくら必要になるかを把握したうえで、入院給付金の金額を選択する必要があります。

保険料を抑えたい20代の方は、入院給付金を5,000円に設定するのがおすすめ。

「個室ではなく大部屋に入院して差額ベッド代を抑える」といった制限はありますが、最低限必要な費用をカバーできます。

女性の方には「女性疾病特約」がおすすめ

女性の方には「女性疾病特約」がおすすめ

一方で20代の女性の中には、「妊娠や出産、女性特有の疾病の場合は個室に入院したい」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

個室に入院する場合、入院給付金は10,000円以上が理想。

しかし入院給付金が10,000円の場合、5,000円の場合と比較して保険料は相場2倍程度高くなります。

そこで、おすすめなのが、「女性疾病特約」を付加して妊娠や女性特有の疾病による入院に対する保障を上乗せする方法。

基本の入院給付金を5,000円に設定し、女性疾病特約による入院の場合のみ入院給付金を5,000円上乗せすると、保険料をおさえることができます。

支払い限度日数は60日以上を選択する

支払い限度日数は60日以上を選択する

支払い限度日数とは、1回あたりの入院で入院給付金が支払われる上限日数を指します。

例えば支払い限度日数が60日の場合、90日間入院しても61〜90日目は入院給付金が支払われません。

医療保険に加入する際は、支払い限度日数を60日・90日・180日などから選択できます。

支払い限度日数が長くなるほど保険料が高くなるため、保険料をおさえたい20代の方は最低限必要な日数を設定するということが重要。

厚生労働省の「平成29年 患者調査」によると、平均の入院日数は29.3日とされています。

しかし結核や脳卒中、骨折など、病気やけがの内容によっては入院日数が30日以上に及ぶケースも。

したがって20代の方は、支払い限度日数を60日に設定する必要があります。

終身型を選んで全体的な保険料をおさえる

終身型を選んで全体的な保険料をおさえる

医療保険には、終身型と定期型の2種類があります。

20代の方には、終身型の医療保険がおすすめ。

終身型は、保障期間が一生涯にわたる保険で、保険料は加入時のまま値上がりしないというメリットがあるのです。

そして、20代というのは最も安い保険料で加入できる期間なので、20代に終身医療保険に加入すれば、一番安い保険料を生涯継続することができるのです。

一方の定期型では、保障期間が5年、10年と定められており、更新の度に保険料が高額に。

40代・50代に更新するとなると保険料もかなり値上がりし、家計の経済的負担を増やす可能性があります。

これらの事実を踏まえると、20代の方は終身型の医療保険を選択することがおすすめ

この後に紹介する、「20代におすすめの医療保険」も終身型の医療保険から選んでいるので、ぜひ参考になさってください。

補足:先進医療特約はつけるべき!

補足:先進医療特約はつけるべき!

医療保険加入時に先進医療特約というものをつけることが可能。

これは100円ほどの安い保険料を上乗せすることで、先進医療という特殊な治療にも対応できるようになる特約です。

結論を言えば、この先進医療特約は絶対に付けましょう。

負担は少なく、医療保険の”お守り”としての機能を強化してくれます。

詳しくは、下記の記事にてなぜ必要なのかといったことを解説してありますので、気になる方はぜひご覧になってください。

関連:がん保険や医療保険に先進医療特約は必要?費用や確率などの実際の話

20代におすすめランキングBEST3

20代におすすめの医療保険ランキングBEST3

最後に20代におすすめの医療保険をランキング形式で紹介します。

商品だけでも30種類以上もある医療保険

今回はその中から保障内容や保険料などを比較して、厳選したものだけランキング付けしました。

いずれもインターネット上の手続きで申し込みできる医療保険となっています。

隙間時間に自分のペースで設計したり、保険料をシミュレーションできるので、自分にぴったりのプランをじっくり検討してくださいね。

1位:チューリッヒ生命「終身医療保険 プレミアム Z(Lady)」

1位:チューリッヒ生命「終身医療保険 プレミアム Z(Lady)」

20代におすすめの医療保険ランキング第1位は、チューリッヒ生命の「終身医療保険 プレミアム Z 」です。

特徴的な保障内容は、以下の通りです。

  • 必要最低限の保障から手厚い保障まで、自由に設計できる
  • 月々約1,000円~と格安な保険料
  • 女性特有の病気に上乗せ保障あり

20代に応じた保障内容と保険料に設定できるので、20代の男性にも女性にもおすすめできる終身型の医療保険です。

また、より充実した医療保険の保障がほしい20代の方には、特約の付加もおすすめできます。

例えば、以下の特約を追加すると、8大生活習慣病(がん、心疾患、脳血管疾患、糖尿病、高血圧性疾患・大動脈瘤等、肝硬変、腎疾患、膵疾患)やストレス性疾病の治療で長期間入院した場合、入院給付金の支払い限度日数を無期限に延長可能。

  • 8大疾病延長入院給付
  • ストレス性疾病延長入院給付金

特に、20代の方にとって発症リスクの高いストレス性疾病への保障内容を手厚くできるのは大きな魅力です。

ただし、特約を追加すると保険料も高くなります。

月々いくらまでなら保険料を支払えるかを確認したうえで、保障内容を設計してください。

終身医療保険 プレミアム Z

終身医療保険 プレミアム Z Lady(女性の方はこちら)

関連:チューリッヒ生命の医療保険の特長は?各タイプの保障内容を解説!

2位:メディケア生命 「新メディフィットA」

2位:メディケア生命 「新メディフィットA」

おすすめランキング第2位の「新メディフィットA」の特長は、以下の特約を付加してがんの保障内容を手厚くできる点です。

  • 特定疾病一時給付特約
  • 特定3疾病保険料払込免除特約(20)
  • 薬剤治療特約

また他の医療保険では対象外となる場合が多い、「上皮内がん(初期段階のがん)」も保障の対象になります。

一方で、がん特約を付加しない、最低限必要というプランを選択した場合は、月々1,000円前後の保険料で加入できますよ。

20代の頃からがんに備えたい方や、保険料をおさえたい方に特におすすめの医療保険です。

メディケア生命 「新メディフィットA」

3位:ネオファースト生命 「ネオdeいりょう」

3位:ネオファースト生命 「ネオdeいりょう」

おすすめランキング第3位「ネオdeいりょう」の特長は、健康状態が一定基準を満たしている場合に保険料が安くなる点。

以下の条件を満たす20代の方なら、健康保険料率が適用され、保険料が安くなる可能性が高いです。

  • 入院歴がない
  • 非喫煙者である
  • BMIが18以上27未満

また、女性特有の疾病に対する保障が充実している点も魅力的。

具体的には、以下の特約を付加することができます。

  • 女性疾病特約
  • 女性特定手術・乳房再建保障特則

これらの特約を付加すると、他の医療保険商品では保障対象外となる特定の手術を行なった場合にも、給付金を受け取ることができます。(例:乳房再建術)

女性特有の疾病に対して手厚い保障が欲しい20代の女性はもちろん、健康な20代のうちにお得に医療保険に加入したい方にもおすすめですよ。

ネオファースト生命 「ネオdeいりょう」

番外編:500円以下で加入できる医療保険「SBIいきいき少短の医療保険」

番外編:500円以下で加入できる医療保険「SBIいきいき少短の医療保険」

番外編として、月々500円以下で加入できる医療保険SBIいきいき少短の医療保険」も簡単に紹介します。

こちらは、終身型ではなく定期型の医療保険です。

更新期間はなんと1年という短期間。

保障内容も最低限という感じですが、やはりかなり安い保険料が魅力的です。

「とりあえず周りの人に何か言われないように、20代のうちに医療保険に加入しておきたい。」という方には、かなり有用な医療保険

もし当てはまるようでしたらぜひ検討されてみてはいかがでしょうか?

詳しい保障内容などは、下記の500円以下で加入できる医療保険の特集記事にて紹介しているので、ぜひご覧になってください。

関連:月々500円で入れる医療保険があるって本当!?保障内容などを紹介

まとめ

まとめ

医療保険は、万が一のときに自分自身を守るための保険。

そのため、独身・既婚や女性・男性に関係なく、全ての20代医療保険に加入することをおすすすめします。

収入や貯蓄が少ない20代の方にとって、病気やけがになったときの医療費や入院費は大きな負担。

医療費を支払えなければ、治療を諦めなくてはなりません。

そこで20代の今こそ、月々1,000円〜2,000円程度の安い保険料で一生涯にわたってサポートしてもらえる、終身型の医療保険に加入しましょう

疑問や不安のある方は、専門家に相談するのも一つの手段です。

今回ご紹介した、医療保険の選び方やおすすめ商品ランキングを参考にして、ぜひ自分にぴったりの医療保険を選んでくださいね。

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